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2014年6月 7日 (土)

☆緊急再掲載☆豪雨の時にできること

■当記事は2013年6月29日掲載の過去記事です。一部加筆修正の上、緊急再掲載します。


関東地方を中心に、強い雨が続いています。最近の豪雨を受けて、他の「防災系」ブログでも豪雨に関する記事が多くなっているようですが、当ブログの「豪雨災害に警戒を!」とは、大抵は内容が異なります。多くの場合決定的に違うのが、下記のような内容があるか無いかということです。

■斜面やその下から、泥水が噴き出す。
■沢や川の水が濁る。
■沢や川の水が減ったり、水がなくなる。
■斜面や崖から、小石や土くれが落ち始める。
■斜面に亀裂が入る。
■山鳴りがする。
■山からミシッ、バシッというような音が聞こえる(地すべりによって、木の根が切れる音)
■生臭いような、不快な匂いがする(これはあまり多くありません)

表現に多少の違いはあるものの、これは豪雨や地震の直後などに山崩れや土石流が発生する兆候であり、知識としてはとても重要なものです。もちろん当ブログでも過去に何度も採り上げているものの、実のところ、豪雨災害に関しては、それほど優先度を高く考えていません。なぜなら、「生き残る」ためには、これを知る以前に知っておかなければならないこと、やらなければならないことががあるからで、それが先日の「豪雨災害に警戒を!」で書いたことです。

管理人に言わせれば、豪雨災害を警戒せよと言いながら上記のような「知識」を最優先で述べることなど、一見すると役に立ちそうに思えるものの、実は机上の空論に近いものです。過去から何度も繰り返されて来た「アドバイス」ですが、その知識だけが実際に命を救ったことがあるのでしょうか?


実際の状況を考えて見てください。あなたは豪雨災害の危険地帯で、家の中にいます。外は既に激しい雨です。家の裏には山があり、崩れるかもしれませんし、近くの川が氾濫したり、土石流が襲ってくるかもしれません。そんな状況で、上記のような状況を、どれだけ察知できますか?

家の窓から山の斜面、沢や川が見えることなどそうは無いでしょうし、豪雨で視界は悪化しています。夜間なら全く無理。激しい雨の音で山からの音はほとんど聞こえません。豪雨の中を頻繁にパトロールするわけでもなし、仮にやったとしても、自宅に危険を及ぼす全ての状況を把握するのは不可能です。つまり、知識を持っていても、現実にはそれを察知する手段があまり無いのです。

実際には裏山から小石などが落ち始め、それが建物に当たる音で初めて危険を察知するくらいで、そうなったらばもう一刻の猶予もありません。事実上、手遅れと言っても良い状況です。そして、避難するにも外は豪雨で、車での避難は冠水などで不可能のこともあり、場合によってはそれが命取りになることさえあります。

ですから、そうならない前にハザードマップなどで自分の居場所の危険を知り、「9割は無駄足」の覚悟で、早めに安全な場所へ避難するしかないのです。そして、危険地帯で待機する場合には、土砂崩れや土石流の直撃を受ける一階を避けることなどが、優先されるべきアドバイスなのです。


通り一遍の知識だけで命が守れるのなら苦労はしません。最近の豪雨でも山崩れによって一階で土砂に呑まれる犠牲者が出てしまいましたが、敢えて手前味噌で傲慢な書き方をしましょう。その犠牲者が、当ブログのアドバイスと他のブログやメディアなどのアドバイス、どちらを守った方が生き残れる確率が高かったか、考えてみてください。管理人は何も自慢したいのではなく、「本当は役に立たない情報」が大手を振っていることを危惧しているのです。

多くの人が言うことが、必ずしも正しいことではありません。

■関連過去記事(リンク先の記事は、2012年7月と2013年6月の掲載です)
【緊急特集】豪雨から生き残れ【1】
【緊急特集】豪雨から生き残れ【2】
【緊急特集】豪雨から生き残れ【3】
豪雨災害に警戒を!


【再掲載に際しての追記】
この記事を掲載した当時は、メディアなどで「静かなうちに早めの避難を」と呼びかけることはほとんどありませんでしたが、その後「明るいうち、雨がひどくならないうちに避難を」という呼びかけが出て来ました。当ブログの記事が影響与えたとは思っていませんが、それまで「豪雨や土砂災害に警戒を」とだけ繰り返していたのは、一体なんだったのでしょうか。実際にはできもしないことがわかっていながら、とりあえず言っておけば「責任」は果たせるということだったのでしょうか。世間の「防災情報」には、このような「注意しろ」だの「警戒しろ」だの、現実的なやりかたを示さずに、投げっぱなしの情報があまりにも多いのです。


■当記事は、カテゴリ【気象災害】です。

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