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2014年6月26日 (木)

☆再掲載☆【対災害アクションマニュアル10】いよいよ外へ出よう!

■当記事は過去記事の再掲載です。内容は加筆修正しています。


さて、今回は実際にフィールドワークに出発します。避難訓練とは違いますから、服装は普段通りの動きやすい軽装で良いでしょう。

持参するものとしては、筆記用具と前回いろいろ書き込んだハザードマップまたは周辺の地図とメモ用紙、ノートなどをできればバインダーに挟んで、途中でいろいろ書き込めるようにすると良いでしょう。記憶だけに頼るのは見落としを招きますし、メモすることで記憶もより確実になります。

写真やビデオを撮っておくと後で確認する際に役に立ちますが、公共の場所はともかく、人家の中や通行人が写る場合には注意が必要です。あらぬ疑いをかけられませんように、その点には十分に配慮してください。


ところで、防災フィールドワークに出る時は、普通は天気の良い昼間を選ばれると思います。しかし災害はいつ起こるかわかりません。実際に避難するのは、夜間や豪雨、大雪、強風の中かもしれないのです。

ですから想像力をいっぱいに働かせて、そこが停電した夜や台風、雷雨、大雪だったらどうなるか、そこで何が必要になるかを良く考えながら、街を歩いてみてください。関東地方の方は、あの計画停電の夜を思い出して。


さて、前回の「計画」では、地図上や記憶で、街の「大きな危険」をチェックしました。今回、実際に街を歩きながら行うのは、計画段階でわからなかったことを実際に確かめることと、あなたの身体に直接危険を及ぼしそうな「小さな危険」のチェックが主になります。

歩くルートは、まずは地図上で決定した最優先ルートです。そこが本当に最良なのか、実際にはどんな危険があるのかを良く見て行きます。以下は、チェックするポイントの例です。


□【道路の広さ】家、電柱、壁などの倒壊や火災、放置車両などがあっても通れるかどうか、その場合、近くに安全な迂回路があるか。行き止まりの袋小路はないか。

□【倒壊・崩壊危険物】ブロック塀、石塀、石灯籠、鳥居、転倒対策が無い、または不十分な自動販売機、石垣、切り通しなど。

□【倒壊危険建物】倒壊して道をふさぎそうな建物。古い木造家屋、商店、ビルなど。

□【落下危険物】看板類、割れそうな窓ガラスや落ちそうな外壁(特に古い建物の外装タイル、モルタル、石材)、大型ガラス壁、大量の電線、古い陸橋や高架橋(橋桁や破片の落下)など。

□【橋・川】落ちそうな橋ではないか、落ちた場合に迂回路はあるか、川を徒歩で渡れるか、津波の遡上や土石流の後でも通れそうか(水面からの高さを見ておきます)

□【その他の危険】工場(特に化学工場)、ガス・石油タンクなど、火災・爆発・有毒ガス発生の危険がある場所など。ガソリンスタンドは、地震による火災・爆発の危険はあまりないので除外。むしろ災害時に支援拠点となるガソリンスタンドも多いので、それもチェックを。


主に上記のようなことをチェックしながら、歩いて行きます。以前の記事の動画も参考にしてみてください。
■Youtube動画 「東京地震災害危険地帯を行く(その2)」はこちらから

上記に限らず、直感的に危ないと思ったことは、どんどんメモして行きましょう。地震災害に限らず、例えば見通しの悪い交差点、狭いけれど交通量の多い道、人通りが少なく人家や街灯も少ない道なども、普段の生活における危険要素です。そのような目で見て行くと、街は本当に危険だらけです。

それだけでなく、大地震後には街のどこからでも火災が発生してもおかしくありません。特に古い木造家屋は短時間で炎に包まれる可能性が高く、狭い道では、その脇を通り抜けられない可能性も大きくなります。

津波や土砂災害危険地帯を除けば、地震発生直後を切り抜けた後の最大の危険は、火災です。行く手を塞がれそうな場所では、事前に考えた迂回ルートはもとより、危ないと思った場所ではその場で迂回ルートを探して、実際に歩いておくことをお勧めします。

次回は、火災や津波などに行く手を塞がれ、進退窮まったらどうするかについて考えます。


■当記事は、カテゴリ【災害対策マニュアル】です。

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