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2014年7月16日 (水)

自転車で災害予知?

私事ですが、管理人は最近自転車に乗り始めました。若い頃からずっと車やバイクなどエンジン付きの世界にどっぷりハマって来ましたが、ここへ来て始めての本格的スポーツ自転車を手に入れたのです。

オートバイの車歴はオフロードマシン中心で、エンデューロ(オフロード耐久レース)もやっていた管理人が選んだのは、やはりというかオフロード系のマウンテンバイク(MTB)です。今更オフロードをひっちゃきになって走ろうという訳じゃないのですが、街中のあらゆる場所を走れて(階段も下りられるw)しかも舗装路から気軽に外れられるというのが魅力ですね。

そんなわけで、最近は数kmくらいの移動はすべて自転車。ガソリンも高いですし。時には往復40kmくらい走ったりもします。暑い最中ですが、暑さへの耐性をつけるトレーニングにもなります。しかしまあ、最近のスポーツ自転車は本当に軽くて速いですね。びっくりしてます。

さておき、災害時に自転車が大活躍するのはもうお馴染みですよね。渋滞しようが燃料が無かろうが、道さえあればどこでも行けます。気をつけるべきは、災害後の道路はガレキや段差などが多く、とてもパンクしやすいということ。阪神・淡路大震災の時は、自転車屋、バイク屋がパンク修理で大忙しだったそうです。でも最近は、シティサイクル用にはゴムが厚い高耐久性タイヤや、チューブの代わりに発泡ウレタンなどを内蔵したパンクレスタイヤも一般的になって来ましたから、それを選んでおけば安心です。マウンテンバイクのゴツいタイヤも、災害時はかなり強そうです。

でも、今回はそんな話じゃ無いんです。自転車で気象災害を予知できるかも?という、一見意味不明のお話。

もちろんオカルトやエセ科学じゃありませんし、気象災害と言っても、なんでもわかるわけではありません。自転車でわかるのは「冠水の可能性」です。豪雨が降った時にどこが冠水しやすいか、実に良くわかるのです。

坂の下や谷間などの低地が冠水しやすいのは、一見してわかります。でも街中には微妙なアップダウンも多いのです。ところが、歩いてもほとんど傾斜を感じない場所もたくさんあります。そんな場所でも、自転車で走ると一目瞭然。一見すると平坦なのに、こがずにスーッと進む場所、意外にたくさんあります。

スーッと走って速度が鈍った場所、その辺りが「底」なわけで、豪雨が降ったらそこから冠水して行くわけです。一見平坦な住宅街でも、意外にアップダウンがあるもの。その「底」に自宅があったりしたら、水深が一番深くなるわけですから、浸水対策をしっかりやっておかなければなりません。

堤防が切れて広範囲が水没するような洪水はあまり起きませんし、川沿いの低地でなければその危険もありません。でも、これからは短時間の豪雨で、低い場所がごく局地的に冠水するような事態が増えて行くでしょう。高台の上でも、内水氾濫も含めて局地的な冠水は起こり得るのです。

そんな事態に備えて、皆様も自宅周辺などを自転車で走るとき、こがずに傾斜を意識してみてください。あれ、こっちに傾いてたんだ、とびっくりさせられることも多いはずです。見かけは傾斜していないし、地図でもわからない微妙の低地などを見つけるためには、その土地に長く住んでいる人に水が出やすい場所を聞くくらいしか無いと思っていたのですが、自転車に乗って気づきました。なんだ誰でもわかるじゃないかと。

何を今更と思われた方もあるかとは思いますが、最近自転車づいている管理人がふと気づいたことを、記事にさせていただきました。ちょっとした冠水でも生活には大きなダメージを与えますし、地下があればさらに大打撃です。せめて自宅がそんな「プチ盆地」にあるかどうかは、知っておくべきかと。そんな時、自転車が役立つのです。

あちこちの街を走って思いました。「プチ盆地」、意外と多いですよ。


■当記事は、【日記・コラム】です。


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