【地震関連情報7/8】北海道・支笏湖畔で震度5弱
本日7月8日午後6時5分頃、石狩地方南部の深さ3km(気象庁発表暫定値。当初の発表は「ごく浅い」)を震源とするマグニチュード5.6の地震が発生し、白老町で最大震度5弱を観測しました。震央の位置は支笏湖の南岸付近で、震源がごく浅かったために、規模の割には強い揺れの範囲はかなり局限されています。
その後午後11時までの間に、本震震央周辺を震源とする、余震と思われる震度1~2の地震が5回発生しています。なお、一連の地震の震央付近は行政区の境界にまたがっており、「石狩地方南部」と「胆振地方中東部」と発表されている地震は同一の震源域です。
この地震は、気象庁の発表によると『西北西-東南東方向に圧力軸を持つ型』とされており、ごく浅い断層が圧縮力で動いたものと思われますが、圧縮力で発生するタイプである逆断層型か横ずれ断層型かについての発表はありません。なお、余震は「ごく浅い」から深さ10km程度までの間で発生しています。
今回の震源付近では、東日本大震災以降でも地震が多発しているようはことはないので、広義においても震災の余震ではないと思われます。なお、北海道全体とし見ても、特に地震が多い場所ではありません。ただ、今後しばらく余震活動が続く可能性があります。
また、本震から余震の震央が比較的広い範囲に分布しており、深さも3km~10km程度に渡るという比較的珍しいタイプのため、活動がこのまま収束しない可能性も無いとは言えません。一週間程度は推移を見守る必要があります。
■当記事は、カテゴリ【地震関連】です。
« 【台風情報7/8】台風8号 本州縦断コースへ | トップページ | 【台風8号】まだ警戒をゆるめずに! »
「地震関連」カテゴリの記事
- 長野県南部で震度5強(#1328)(2017.06.25)
- 茨城県北部で震度6弱(#1304)(2016.12.28)
- 福島県沖でM7.4・津波発生(#1294)(2016.11.22)
- 鳥取県中部で震度6弱(#1286)(2016.10.21)
- 鹿児島県沖永良部島で震度5弱(#1271)(2016.09.26)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント