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2014年9月21日 (日)

【徹底的に防水・防寒を考える02】手を濡らすな!

一般的な“防災グッズ”には大抵含まれている定番のひとつが、軍手。その利用範囲の広さは言うまでもありません。

手袋としての用途はもとより、目の粗い繊維と考えれば、汗拭き、雑巾代わり、水の濾過装置の最上層に詰めて大きなゴミを濾すなどにも使えます。その他、ガムテープなどと併用することで、いろいろな場所の保護にも応用できます。

出血部分に固く畳んだ軍手を当ててタオルやガムテープなどで巻くことで、圧迫止血をするような使い方もできます。もちろん衛生的にはよろしくないので、あくまで医療用品が無い場合の応急手段ですが。

このように利用範囲が広い軍手を、ある程度まとまった数備えておくことは必須です。まとめ買いしても安いですし。でも、市販の防災セットには、大抵一組か二組くらいしか入っていないんですよね。災害時には、そんなものじゃ足りません。 最低でも10組は欲しいところです。


さておき、そんな軍手の弱点は、“濡れると使いものにならない”ということ。最低限、手の保護にはなりますが、吸水性が良いだけに濡れるとダラダラに伸びてしまい、細かい作業はできなくなります。何より、寒い季節には一番冷えやすい指先を、どんどん冷やしてしまうことになります。

手の保護にしても、例えば瓦礫の後片付けをする時など、トゲだらけの木材や尖ったものを扱う際には、あまり効果が無いのです。

この『軍手をしていても手がトゲだらけになった』という声は、阪神・淡路大震災後に多く聞かれました。それが、非常持ち出しにはトゲ抜きを入れておけという教訓になっています。刺さったトゲを放置すると、不快なだけでなく化膿すると大変なことになります。手もろくに洗えない断水下では、想像以上に重大な問題です。

そして東日本大震災では、軍手の弱点がさらに露呈しました。津波被災地は水と泥だらけで、しかも雪が降る寒さです。そんな中では使いにくいだけでなく、とにかく手が冷えて仕方ないと。そこで誰もが欲しいと思ったのが、ゴム手袋。それも、作業用の頑丈なものです。
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そんな教訓があるにも関わらず、相変わらず“防災セット”にはほとんど入っていませんね。理由は簡単。コスト的に合わないからです。そんな”売り手の事情”で、『本当に必要なもの』をオミットされたらたまりません。まあ、手袋類に限ったことではありませんが。

ならば自分で用意しましょう。ホームセンターへ行けば、数百円程度でいろいろ選べます。ところで、お気づきの方もあるかと思いますが、東日本大震災から1年後くらいからは、多くのコンビニで作業用ゴム手袋が売られるようになっています。これなど、教訓に基づいた需要に敏感に反応しているということなのでしょうが、肝心の”防災グッズ業界”の反応が鈍いのですから、何をかをいわんやです。

なお、同じものでもコンビニよりホームセンターや通販の方が、かなり安く入手できます。でも面倒な方は、お近くのコンビニでどうぞw

なにしろ作業用ゴム手袋は、【防水・防寒】だけでなく手先の保護や衛生維持にもとにかく役立ちます。災害下ではろくに手を洗えないということが意外にも軽視されているのですが、そんな中で泥や汚物を扱わなければならないのです。さらに、ケガ人の救護の際には、血液感染防止用としても必須のものなのです。

さらに、作業用の厚手だけでなく、これも用意しておきたいもの。
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台所用や園芸用の、薄手のゴム手袋です。細かい作業やケガ人救護のためには、こちらの方が向いています。災害直後はトイレの環境が酷くなることも多いのですが、そんな時にはめるだけでも、気持ち的にもかなり楽です。なにしろ、手が洗えないのですから。

余談ながら、管理人はかつて白いゴム手袋を車載EDCグッズに入れていたのですが、実際の交通事故現場で頭から大出血したケガ人の救護に使った際、白い手袋が血で真っ赤に染まったのを見て、その後は青にしました。ビジュアル的に、かなり楽になりますね。

さらに、用意しておきたい手袋はこのようなもの。
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厚手の革手袋です。水濡れしない場合の重作業では、手の保護と防寒に最も適しています。熱にも強いので、たき火をする時には必須。画像のものは作業専用ではないので、価格も2000円くらいと高めですが、普段持ち歩くEDC装備としてはお勧めです。平常時の街中でも、あまり違和感なく使えます。

作業専用の革手袋ならば、ずっと安く入手できます。非常持ち出しに入れておくならば、そちらがお勧めです。当記事で紹介したものもしくは同等のものは、文末にAmazonの商品リンクを貼っておきます。

最後に。またもやではありますが、ゴム手袋は放射線環境下での屋外作業には、絶対に必要なものです。流水で良く洗い流せば、繰り返し使えます。ちなみに、緑色の奴(最初の画像)は、管理人が福島の警戒区域内で使ったそのものです。もちろん、よーく洗ってありますw

この際ですから使用時の画像、載せておきますね。2011年5月中旬、福島県南相馬市某所です。
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※以下、Amazonの商品リンクです。
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■当記事は、カテゴリ【防災用備品】です。


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