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2014年9月10日 (水)

【防災の心理39 最終回】あなたがやらなけれは誰がやる?

【防災の心理】シリーズを、これまで38回に渡ってお送りしてきました。39回目の今回は、最終回としてまとめをお送りします。

当シリーズでお送りして来たのは、個人として効果的な災害対策を進めようとしたり、いざ災害の現場に放り込まれてしまった時に、人はとにかくやたらと心理的な壁に囲まれてしまうということです。

それに気付かないと、いつの間にか対策のピントがズレたり間違った方針や行動に繋がりやすく、その結果はイザ災害に直面した時に備えが役立たないだけでなく、最悪の場合は『生き残る』可能性を減らしてしまうことになってしまうのです。

元来、個人の災害対策は”面白くなくて、やりづらくて、間違えやすい”ということを、まず知っていただきたくて、このシリーズを書きました。たまたま目に付いた、やりやすいことをやっているだけでは、効果的な対策や行動はできないのです。そこをしっかりと認識していただきたいと思います。

交通事故を起こさないためには、スピードを出しすぎない、交通ルールを守る、周囲を十分に確認するなどの”わかりやすい”対策で、その目的の大半を達成することができます。それでも起きる事故はありますが、その確率を確実に減らすことができます。

一方、災害はその態様があまりに多岐に渡り、対策の効果を計ることも滅多にできないので、そこに”わかりやすい”方法はありません。そして直接生命に関わるために、誰もが直視したくないものです。その中で唯一わかりやすいのは、モノの備蓄だけです。

しかしその備えを活かすためには、まず災害から『生き残る』ことが必要です。そこが一番大切な部分ですが、そこに立ちはだかる『心理の壁』は高く、相当な意識と覚悟が無いと、乗り越えることができないのです。

当シリーズで示したような、様々な『心理の壁』を、ひとつひとつ乗り越えようと思っても、それらは人間の本能に根ざしたものですから、なかなか難しい。しかし乗り越えなければ、生き残れない。ならばどうするか。

多くの人にとって、もし災害対策が職務や義務であったなら、心理がどうのなど関係無く、最も効果的な方法を考え、実行するでしょう。自分の役割だと認識すれば、例え苦しくても「自分がやらなければ誰がやる?」くらいの気持ちになるはずです。

できることなら、それくらいの気持ちで個人の災害対策も進めたいものですが、そこに職務や義務という縛りが無いと、なかなかそうは行きません。でも、つまるところはどうやって「自分がやらなければ誰がやる?」という気持ちになれるかということなのかと思います。

管理人が思うに、立ちはだかる『心理の壁』を乗り越え、”面白くなく、やりづらく、間違えやすい”災害対策を効果的に進めるために必要なチカラは、やはり”愛”なのかなと。

それは他に対するもの以前に、自分が「生き残りたい」という、自分の存在に対する愛で良いと思うのです。愛とは依存ではなく、その対象を守るための無償で無限のチカラとなるはずです。

非常に抽象的な結論になってしまいました。でも、あなたが生き残らなければ、他を救えない。だから、まずあなたが強くならなければならないのならば、それを実現するのはいかなる理屈でもなく、「生き残りたい、生き残らせたい」という強い思いであり、それこそが”愛”ということができるのではないでしょうか。

そこから、”そのためには何ができるか”という考えに至れば、『心理の壁』など一気に飛び越えられるはずです。


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