【地震関連情報】茨城県南部で震度5弱
本日9月16日午後12時28分頃、茨城県南部の深さ50kmを震源とするマグニチュード5.5の地震が発生し、栃木県南部、群馬県南部、埼玉県北部の各地で最大震度5弱を観測しました。
この茨城県南部の震源域は、東日本大震災後に活発化した震源域のひとつで、震源深さ50~70km程度の地震が多発しています。しかし震度4以下の地震がほとんどであり、震度5弱を観測したのは久しぶりです。
この震源域で、震災後に震度5弱を観測した地震は、以下の通りです。
・2011年3月24日 M4.9
・2011年4月2日 M5.0
・2011年7月15日 M5.5
・2013年11月10日 M5.5
・2014年9月16日 M5.6(今回)
活発化している震源域とはいえ、震災直後の超多発期の3回を別にすれば、昨年11月以来2回目となります。
震災後、時間の経過と共に地震発生回数は減って来てはいますが、それが大きな地震が起きないという意味ではないということです。
実は9月初旬くらいから、北海道、関東以西及び小笠原諸島、南西諸島など広い範囲で、小規模の地震が多発する傾向が現れていました。それぞれの震源は震災後に活発化している場所なので、発生自体は珍しくないのですが、しばらく静かだった場所が、あちこちで小さく動き出しています。
気象庁などのサイトで、ここ1ヶ月くらいの地震履歴をご覧になってみてください。しばらく動いていなかった震源域が、短期間のうちにあちこち動いているのがわかります。
9月3日の栃木県北部、震度5弱辺りから、そんな傾向が見え始めています。当ブログで記事にした、千葉県北西部での珍しい地震も、その流れにあると言えます。
この動きが今後どうなるかは例によってわかりませんが、とにかくここ半月ほど、それまでとは違った傾向が出始めているのは確かです。警戒度を高めるべき状況かと考えます。
震災から3年半経ちましたが、未だに”どこで何が起きてもおかしくない”状況が続いているということを、改めて肝に銘じるべきかと思います。
ここ最近の動きも、恐らくは今回の地震で終わりではないはずです。
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