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2014年9月27日 (土)

木曽御嶽山が噴火

本日9月27日午前11時53分ごろ、長野・岐阜県境の御嶽山が噴火しました。周辺では9月11日頃から火山性地震の増加が観測されていましたが、噴火が切迫しているとは判断されず、入山規制もされていない中での噴火でした。

報道や映像などから、現時点でわかることをまとめてみます。

噴火は山頂部の旧火口ではなく、山頂に連なる南側斜面を中心に、複数の新しい火口と噴気孔ができているようです。噴煙は白色が主であることなどから、水蒸気爆発の可能性が高いと思われます。実際に、御嶽山では以前から水蒸気爆発の可能性が指摘されていました。

噴火直後に発生した“火砕流”は、火口から3km程度流下したとのことで、それが事実であれば火砕流ではなく、軽量のガスが主体の”火砕サージ”と思われます。一般に、密度が低い“火砕サージ”は火口から5km程度の距離で流下を止めることが普通です。より密度が高い“火砕流”は、もっと長い距離を流下することが多くなります。

山頂下の斜面で“火砕サージ”に巻き込まれたと思われる映像では、巻き込まれた後もある程度明るく視界もあり、温度も危険なほどではなかったようですので、やはり火山ガス主体の“火砕サージ”と思われます。

但し、報道などのレベルでは、火砕流と火砕サージを厳密に区別することはありません。コメントする専門家も、あえて一般的な“火砕流”という文言でまとめているようです。

火砕流より低温・低密度の火砕サージとは言え、火口周囲や直下ではかなり高温、高密度だったと思われますので、周囲にいた登山客の安否が気遣われます。

なお、長野・岐阜県境の御嶽山付近では、東日本大震災後に地震活動が活発化している場所がありますが、火山活動との直接の関連は見られないとされて来ました。

少なくとも、震災後に多発している地震は火山性ではなかったということは事実ですが、噴火の遠因となった可能性は否定できません。これについては、今後の情報や分析を待ちたいと思います。


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コメント

あまりに突然で、予想以上の被害者が出ているようですね。実は、噴火というものは事前に入山制限がかかるものとばかり思っていたのです。
運悪く紅葉がきれいな絶好の行楽日和だったので、登山者が多かったとか。
山は怖いですねsweat02

>ぼたもちさん

観光地で普通に人が多い山がいきなり噴いたというのは、過去に例が無いと思います。

いわゆる噴火ならば、マグマの上昇による火山性地震や火山性微動が極端に増えるのですが、今回は水蒸気爆発なので、少し上昇したマグマが地下水に触れるか触れないかという、察知できない条件によるものでした。

でも、そんな場合も大抵は事前に噴気が増えるなどの兆候があるもので、いきなり爆発的に噴いて、それも新しい火口までできるような威力になるということは、誰も想像していなかったと思います。

幸運だったことは、火砕サージの温度があまり高くなかったこと。あれが通常の温度だったら、山小屋も含めて巻き込まれた人は例外なく全滅でした。それがせめてもの救いかと。

山頂付近で犠牲になった人は、その多くが火山弾を受けて動けないまま灰に埋もれてしまったようです。

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