【宏観現象による地震警戒情報】井戸水の変化後まとめ
9月18日の記事で、久しぶりに千葉県北部の井戸水に変化が出たことをお伝えしましたが、その後のまとめをお送りします。
結論から言うと、それらしい地震はあったものの、はっきりとした関連は見られませんでした。
井戸水の変化と関係のありそうな地震としては、9月24日に起きた茨城県南部での震度1と、同日に発生した千葉県北西部の震度1があります。
ただし、茨城県南部は9月16日に震度5弱が発生した震源とほぼ同じで、その余震と考えるのが普通です。千葉県北西部は井戸にごく近い場所の地震ではありますが、過去に関連が見られた深さ70~90kmの地震ではなく、最近目立ち始めた深さ10km以浅の地震であり、そのタイプと井戸水の変化について関連があるかどうかは、過去のデータが無いのではっきりしません。もしかしたら関連があるかもしれない、というレベルです。
その一方で、これは後から聞いた話なのですが、9月24日に起きた福島県沖深さ50kmを震源とする2回の震度4の直前にも、井戸水にかなりの臭いが出ていたそうです。
過去には、震災後に茨城・福島県沖で多発しているこのタイプの地震と、千葉県北部の井戸水の変化にはっきりとした関連は見えていませんので、これは偶然の一致という可能性が高いかと思われます。
24日以降は、過去に井戸水と関連があった震源での地震は起きていませんので、むしろ24日から1週間程度以内に、茨城県南部、千葉県北西部、千葉県北東部とその周辺での地震があるかもしれないと考えるべきかと思います。
とりあえず、今回は井戸水の変化と地震についての明らかな関連は見られなかった、というのが結論になるかと思います。同時に、24日に出た臭いについて、9月末くらいまで”様子見”という感じです。
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