2019年11月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

« ありがとう!(実は)80万PV | トップページ | 【徹底的に防水・防寒を考える09】ずぶ濡れ!その時あなたは?【応用編1】 »

2014年10月21日 (火)

【徹底的に防水・防寒を考える08】ずぶ濡れ!その時あなたは?【解答編4】

今回は、サバイバル状況において何より最も大切なことを考えます。

今回の設定では、前回までにやれることはすべてやりました。あとはひたすら朝を待つだけです。あとは残った体力がどこまで持つかの勝負です。

でも、人が生き残れるかどうかは、体力や残されたエネルギーだけの問題ではありません。それどころか、人間は生理的なエネルギーの限界を超えることさえできるのです。

そのために何より必要なことは、『気持ちの力』です。これは決して精神論ではありませんが、それに近いものでもあります。

【戦場で生死を分けるのは】
これから述べるのは、多くの実例に裏付けられたことです。

戦場で兵士が重傷を負った時、普通は助からない程の傷でも生き残ったり、逆にそれほどの傷では無いのに死んでしまうということもあるそうです。

その違いは何かというと、気の持ちようなのだそうです。

最も危険なのは、過去に思いを馳せたりすること。
「あの頃は良かった、あの頃に戻りたい、自分はなんでこんな目に遭ってしまったのだろう」
などと、後ろ向きの考えを始めた負傷者は、それほどの傷でなくても死んでしまうことが多かったそうです。

それに対し、奇跡的な生命力を見せた者は、先のことを考えていたそうなのです。
「必ず帰って誰かに会うんだ、美味いものを食うんだ、楽しく暮らすんだ」
という、理屈抜きで前向きの考えをしていた兵士は、生き残る確率が高かったとのこと。

何も楽しいことだけで無くても良いのです。
「このまま死ねない。必ず生きて還って憎らしいあいつをぶん殴ってやる」
というような、怒りや憎しみでも同じだそうです。

とにかく、生きて還って”次のこと”をやってやろうという気持ちが強いほど生命力が漲るのは間違いなく、それが生理的な限界を超えさせることもあるのです。

【酷寒の山中で】
先の見えないサバイバル状況の中でも、どんな物理的対策よりも『絶対に生き残る』という強い意志こそが、最も必要なことです。

でも、人はつい弱気になります。でもそんな時、意識して「帰ったらあれをやろう、あれをやらなければならない」と、”次のこと”を考えるようにするのです。

本当にできるのかなどと考えてはいけません。具体的なことを考えるのです。子供がいれば「自分が死んだら子供はどうなる?」という思いが、力を与えてくれるはずです。

【生きる力を生む究極の実例】
”自殺の名所”と呼ばれてしまう場所があります。そんな場所には、最後に思いとどまらせようとする看板があったりします。

そこに立てられた看板に、こんなものが実際にありました。

【ハードディスクの中身は大丈夫か?】

ハードの中には、何かと“恥ずかしい”ものがあったりしますよね。自分が死んだら、それが晒されてしまう。それは恥ずかしい、耐えられないと思えば、とりあえず消しに帰ろうという思いになるかもしれません。

そんな恥ずかしささえも、あと一歩で死を選ぼうとした人に生きる力と意味を与えることもあるのです。一旦考えが変われば、また何か違うものが見えてくるかもしれません。

自殺を考えていなくても、酷寒の山中で
「ハードの中身を見られたらヤバい!絶対に帰らなきゃ」
と慌てるだけでも、あなたに強い生命力を呼び起こすのです。

そんな恥ずかしいものは無いよという方には関係無い話ですが。管理人は・・・コメントを控えますw

【徹底的に楽観的に】
帰ったら何をやろうと考える時は、それが絶対にできるんだと信じるのです。もう無理だと思ったら、そこで終わりかもしれません。

人それぞれの性格で、ひたすら楽観的になれないこともあるでしょう。でも、それでも「きっと大丈夫」と楽観するのです。

どうしようもなく不安になったら、声に出して何度も繰り返しましょう。
「大丈夫、大丈夫、大丈夫、大丈夫」と。


これはサバイバル状況だけでなく、普段の暮らしでも有効です。不安に押しつぶされそうになった時、声に出して「大丈夫」と繰り返すのです。

声に出すことで、脳に別の刺激を与えて不安を逸らすのと同時に、自分の声を自分で聞くことで、他人に大丈夫と言ってもらう以上に、落ち着く効果が確実にあります。

何しろ、状況を一番良くわかっている自分が「大丈夫」と言っているのですから。これは騙されたと思ってやってみてください。もちろん、管理人もやって効果を実感しています。


言うまでもなく、楽観するということは、根拠なく状況をナメてかかるということではありません。徹底的に考え、やれることをすべてやり、それでも不安になったら、ひたすら「大丈夫」と唱えるのです。

災害下はもちろん、普段の生活でも是非やってみてください。そんな習慣が、サバイバル状況でより力を与えてくれるでしょう。


次回からは、ここまで述べたことを街中で応用する方法を考えます。


■当記事は、カテゴリ【防災用備品】です。


« ありがとう!(実は)80万PV | トップページ | 【徹底的に防水・防寒を考える09】ずぶ濡れ!その時あなたは?【応用編1】 »

防災用備品」カテゴリの記事

コメント

病は気からと言いますもんね。
日本人で元傭兵の高部正氏は著作で「かすり傷だ!」と励ますか、「この程度で終わりなのか?」とプライドを逆なでして立ち向かわせる方法があると言ってました。
一般人の私は家族の写真を見て頑張ることにします

現政府も「各度胸人化」を推進してますね(^v^)
笑いで血流促進効果を高める方法もアリかと思います。
ただ笑い過ぎると喉が渇きますね。
素朴な疑問として、飲料水の確保は必要ないのかと感じている方々がいると思いますが、どうでしょうか?

>由一さん

私は元グリーンベレーの柘植久慶氏の本を良く読むのですが、その中で氏が良く述べていることから学びました。何にしろ、もうダメだと思ったら危険なんですよね。

理屈じゃなくて、自分は絶対大丈夫だ、もっと生きていろいろやるんだという気持ちをどれだけ維持できるかですね。

私も家族のことをまず考えますが、ハードの中身も生きる力にしますw

>PAKAさん

日本人にはもっと度胸が必要ですww

例のベア グリルス氏は、私のサバイバルの支えは、家族と宗教とユーモアだと言います。苦しいときに笑いも支えになるんですね。

水の件、スルドイところを就かれて焦っておりますw書こうかなと思いつつ、川の近くでずぶ濡れという設定なので、水は問題なしとしてここでは無視してしまいました。

確かに脱水が進むと低体温にもなりやすいのですが、喉を潤す程度の水はあるという前提にしてしまいました。あとで補足を入れておきます。

残されたハードディスク・・・

効能:激しい動悸・息切れを引き起こす、発熱・発汗(冷や汗)を促す、胃酸過多

私の場合あまり良い効能が想像できません。

暗闇や天候が悪い場合は凹みそうですね。
そこで残されたハードディスクの末路を考えると発狂するかもしれません。
時限消去装置を組み込んでおかねば…

川の水は死骸や糞などで汚染されてる場合が多いので、あまり飲むと下痢して脱水症状を助長してしまいますね。緊急時は飲まないより飲んだほうが良いのですが。ごくごく飲まないで一口ずつ少量を口に含んで飲むことをお勧めします。

>whokiさん

何が何でも消しに還る!それに尽きますw

いやほんと、雨とか降ったら気力の維持は本当に大変だと思います。いろいろ書いているけど、イザとなったら自分がどれだけ耐えられるのかわかりません。まあ、これだけエラそうなこと書いといて自分が死んでたまるかってのも、私のモチベーションかもw

水の件、ちゃんと書いておけばと反省。おっしゃる通り、生水飲んで下痢したらほんとヤバイし、なんか最近は本州でもエキノコックス出たとか出ないとか。危ないですね。あとで補足します。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

« ありがとう!(実は)80万PV | トップページ | 【徹底的に防水・防寒を考える09】ずぶ濡れ!その時あなたは?【応用編1】 »