【地震関連情報】徳島県南部で震度5強
本日2月6日午前10時25分頃、徳島県南部の陸地直下10kmを震源とするマグニチュード5.0の地震が発生し、徳島県牟岐町で最大震度5強を観測しました。
この地震は、震源深さが10km程度ということから、陸上の浅い断層が動いた直下型地震であり、南海トラフ地震とは発生メカニズムが異なります。南海トラフ地震ではありません。
いわゆる南海トラフ地震はプレートの滑り面付近が震源となりますので、震源深さは20~40km程度となることが予想されます。
徳島県南部は、今までにも非常に地震が少ない場所でした。東日本大震災後にも、特に変化は見られていません。
2004年の記録までさかのぼってみても、この付近では震度1~2クラスがごく散発的に起きているだけです。しかし今回は、マグニチュード5.0とかなり大きく発震しました。
今回動いた断層に蓄積されたエネルギーが何の動きに由来するものかはわかりませんが、広い意味においては東日本大震災後の地殻変動の影響を受けている可能性もあります。
一方で、東日本大震災や南海トラフ地震のようなプレート境界型大地震が起きる数年くらい前から、周辺での浅い直下型地震が増えるという傾向も明らかになっています。
この地震が、そのひとつである可能性は否定できません。いずれにしろ、このように動く浅い断層は日本列島のどこにでも存在します。
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