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2015年5月13日 (水)

岩手県花巻市で震度5強(#987)

本日5月13日午前6時13分頃、宮城県沖の深さ約46kmを震源とするマグニチュード6.8の地震が発生し、岩手県花巻市で最大震度5強を観測しました。

規模はかなり大きかったものの震源が深いために海底の変形は伴わず、津波は発生していません。


【広義の余震が最大級で発震】
この地震は、東日本大震災による地殻変動によって誘発されている、広い意味における余震です。当ブログではスラブ内地震と表記しているタイプです。

気象庁からも『東西に圧力軸を持つ逆断層型地震』と発表されていますので、発生メカニズムからも裏付けられます。

このタイプのスラブ内地震としては、今回の地震は震災後最大クラスでした。

このタイプの地震発生メカニズムは、現在連載中のシリーズ記事
【ヲタ目線地震教室06】押し込まれると逆断層(#976)
で、典型的な逆断層型地震のひとつとして図入りで解説していますので、是非そちらもご覧ください。


【まだまだ当分続く】
このタイプの地震は震災後半年くらいから発生が目立つようになってきましたが、時間の経過と共に発生頻度は少しずつ下がって来ました。

それでも、まだこのような規模で発生することもあるわけです。そして、震災による地殻変動の影響はこの先数十年は続きます。

活動自体は次第に穏やかになって行きますが、主に東日本
で今後も様々な誘発現象が起きます。

今回のようなスラブ内地震、津波が起きやすいアウターライズ地震、内陸部の浅い地震などです。

さらに、巨大な地殻変動そのものが他の震源域にどんな影響を与えているのかは未知数であり、他の大きな動きが誘発される可能性が高まっているのも、また間違いの無い事実です。

震災後、南西諸島も含めて全国的に地震の発生回数が何倍にも増えていることが、何よりの証明なのです。


■当記事は、カテゴリ【地震関連】です。


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