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2015年6月22日 (月)

【ヲタ目線地震教室15】不思議な符合もある(#1015)

今回は昭和40年の長野から、昭和21年の高知へタイムスリップしてきました。

軽い頭痛を感じますが、タイムスリップによるセロトニンの異常分泌によるものと思われます。ブログには支障ありません(←すいませんネタですわかる方は笑ってくださいw)


【地震前の異常な暖かさ】
昭和21年(1946年)12月21日の午前4時19分頃、高知県潮岬南方沖の深さ約24kmを震源とするマグニチュード8.0の大地震が発生しました。昭和南海地震です。

太平洋戦争終戦直後の混乱期だったために、被害などの記録もあまり詳細とは言えません。

そんな中で、民間研究者の手によってこの地震を体験した人々の証言が採録され、近年出版されています(下画像の書籍 文末に販売先リンクあり)
Nankai_002

何十年もの長い年月を経てからの証言なので、誤認、誇張、思い違い、記憶の変化などがある程度紛れ込むのは仕方無いとしても、その証言には非常に興味深い共通点がみられるのです。


【3つの不思議な共通点】
まず一つ目は、異常潮流。地震が発生する前に潮が異常に引いたり、沖で異常な流れが起きたということ。

二つ目は、異常発光。午前4時過ぎの地震発生前に、沖の夜空の一部が「絵の具か口紅のようなべったりとした桃色や紅色に染まった」ということ。

そして三つ目は、異常な暖かさ。地震の数日前から12月とは思えない、経験したことの無い暖かさが続いたが、地震後すぐに平年並みに戻ったということ。

その他にも沖からの爆音、異常な臭い、海からヘドロ状の沸き上がりなどの共通点も多いのです。文末に記載本の販売先をリンクしますので、興味のある方はどうぞ。

どの証言も、地元で長く暮らしている漁師とその関係者からのもので、言わば地元と海を知り尽くした人々の証言ですから、その信憑性は高いはずです。

しかし、どれも当時だけでなく現代の科学でもその理由が説明できず、公式には「あり得ないこと」という扱いです。


【暖かさの理由とは】
さて、ここでは地震前の異常発光と異常な暖かさに着目したいと思います。

証言によれば、地震の数日前から風も止まってべったりとした凪で、どんよりと「蒸し風呂のように」、12月と言うのに暑いくらいだったということです。

風が止まっていたという部分は、昭和40年の松代群発地震の発光現象時と共通していると言えるでしょう。


暖かさの理由として、書籍でも述べられていますが、地震前の海底から何からのガスが放出され、それが海岸部に滞留することで、局地的な温暖化現象のようになったのではないかというものです。

このことは、地震前に海底からヘドロ状のものが沸き上がって漁具に絡まり、異常な臭いがしたという多数の証言とも関連がありそうです。

これは、松代群発地震における発光現象の仮説として挙げられている、ラドンなどの放射性希ガス類が地中から“揺り出される” 現象と共通するようにも見えます。


しかし、一般的な気象学では、そのようなガス類が滞留することによる局地的な気温上昇など「あり得ないこと」になっています。でも少なくない、それも離れた場所にいた人々が証言しているのです。相関はともかく、異常に暖かかったというのは事実でしょう。

そして地震直前に沖、すなわち今で言う南海トラフの方角の夜空が赤く染まったと。


【エセ科学的手法で組み立てる】
ここで、敢えて科学的事実を無視して、証言だけから仮説を組み立ててみましょう。ある意味で、エセ科学的手法です。

エセ科学の場合、そのような仮説が「そうに違いない」と一人歩きを始めてしまうのですが、管理人はもちろんそのつもりはありません。

・地震の数日前から地中(海底)から何らかのガスが放出された。

・ガスが沿岸の海上や海岸部に滞留して、局地的な温暖化現象が起きた。

・地震直前に地中から放出された電磁波の影響で滞留したガスが電離(プラズマ化)して赤く発光した。

という感じになります。なお、発光が赤く見えたのは、光自体が赤かった可能性と、滞留したガスやエアロゾルの影響で赤く見えたという両方の可能性があります。

別の地震における発光の目撃証言では、同じ発光の場合でも光が赤かった、白かったと証言が異なっている例もあります。

そのような証言の差異は観測場所の条件や記憶の混乱、観測者の主観の差などによって普通に起こることでもありますが、昭和南海地震の場合は、採録されたすべての証言が、表現は多少異なるものの「空が赤かった」となっています。

昭和南海地震の場合、目撃場所はすべて海岸か沿岸の海上であり、そこから沖の方向、すなわち発光が起きたと思われる南海トラフ上空方向を見ているので、観測条件がかなり似通っていたせいもあるかと思われます。


【どれも認められていない】
しかし前述の通り、上記のどの要素も科学的な理由付けはできません。ですから、それを「そうかもしれない」という印象で繋ぎ合わせても、何の補強にもなりません。なんとなく整合性があるように見える、というレベルです。

ついでに言えば、他の証言にある『地震のかなり前(管理人註:津波の前ではない)から潮が異常に引いた』などの異常潮流に関しても、現代科学では「あり得ないこと」とされています。

それでも、『そこで何かが起きた』ということは否定できません。現実に、地震前には世界各地で発光現象が目撃され、松代群発地震では、科学者による観測と撮影も成功しているのです。

そして、それらの情報に偶然とは思えない共通点が見いだせるということも、また事実なのです。

次回へ続きます。

■当記事は、カテゴリ【地震関連】です。


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