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2015年6月11日 (木)

【シリーズUDL02】UDLは“できないづくし”(#1007)

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「非常持ち出し」で検索するとヒットする諸々の一部。本当にこれでいいんですか?


■UDLとはUnder Disaster Lifeの頭文字。当ブログが提唱する被災生活の概念です。

シリーズ2回目の今回は、UDLで『できないこと』を考えてみたいと思います。

すべての対策は、UDLでできないことをできるようにするか、次善の策または代わりとなる方法で行うために考え、備えることなのです。

なお、このシリーズでは最長1ヶ月程度間は何らかのインフラや都市機能が復旧しないことを前提に考えて行きます。 過去の大規模災害の教訓から、それくらいの間は耐久する必要があると考えます。


【できないことがあまりに多い】
さて、インフラ停止下のUDLで起こることと、それによってできなくなることを列挙してみます。

■断水
・水が飲めない
・水洗トイレが使えない
・手が洗えない
・調理できない
・食器洗いや洗濯ができない
・入浴できない

■停電
・照明できない
・家電製品、パソコンなどが使えない
・携帯機器に充電できない
・冷暖房できない
・調理できない
・入浴できない

■ガス供給停止
・調理できない
・冷暖房できない
・入浴できない

■通信途絶
・電話やメールができない
・インターネットに接続できない

■家の損傷
・風雨を防げない
・侵入者を防ぎにくい
・プライバシーが守れない

■下水道損傷
・汚水を流せない

■ゴミ収集停止
・ゴミが出せない
・ゴミステーションの衛生状態悪化

■燃料供給停滞
・車やバイクが走れない
・車の冷暖房が使えない
・灯油ストーブなどが使えない

■交通機関麻痺
・通勤・通学できない
・買い物などに行けない

■物流停滞
・商店にモノがなくなる

■銀行業務停止
・預金をおろせない


・・・ざっと考えても、UDLではこれだけのことができなくなります。細かく見れば、他にもいろいろあるでしょう。

例えば、家電製品が使えないとひとことに言っても、それによるできないことは多方面に渡ります。


【なにができて、なにが必要か】
ここで、まず考えてみてください。出来合いの『防災セット』の内容や、自治体などで推奨されているような内容で、上記の状況にどれだけ対応できるでしょうか。期間は、最長1ヶ月です。UDLは、アウトドアレジャーではないのです。

これだけでも、『防災セットがあれば安心ではない』ことがおわかりいただけるかと思います。

セットの中に、水と食料以外で何か不可欠なものがありますか?あるなら、実際に使う上での問題はありませんか?足りないものはありませんか?必要の無いものは入っていませんか?

本当にそれで良いのですか?


【安全・健康を第一に】
人が健康に生きるためには水分を補給し、栄養のあるものを食べ、暑さや寒さを避け、衛生を維持し、正しい情報を得て、危険を避け、肉体に過度の負荷をかけず、心理的な負担も軽くする必要があります。

できないづくしのUDLで、上記のような条件を満たして家族が安全に、健康に過ごすためにはどうするか。そのためには、どんな知識と備蓄が必要か。それを、様々な角度から考えて行きます。

他の防災関連情報では見られない内容も、少なからず出て来ます。それらはすべて、実際のUDLの教訓から導き出された、本当に必要なことなのです。

耳目を引く情報だけをピックアップしたトリビアごっこは、もう終わりにしましょう。

■当記事は、カテゴリ【シリーズUDL】です。

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