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2015年8月15日 (土)

レア現象とヨタ情報(#1044)

お盆時期のちょっと前、管理人は関西・中部方面を車で移動していました。

道中ではスマホでネットニュースを見るくらいで、ヘッドラインに乗るようなニュース以外は、世間の動きには少し疎くなっていました。

それでも、あるところからお馴染みのバカ話が聞こえてきました。『8月11日に大地震が起こる』とかいう。またかという話で、取り立てて気にする話ではありません。


【そんな日にこれだw】
ちなみに管理人、8月11日は関西から移動して岐阜県大垣市におりました。すると、昼前の太陽が凄いことになっていたのですw
Img_0978
知識のある人ならば、レアな現象に歓声を上げるでしょう。管理人もそうでした。一方、科学や現実などどうでもいい人は「何か起きなければ良いのですが」とか考える。

それが、大地震が来るとかいう8月11日に起こったのですから、大垣市周辺などこの現象が見られた地域では「きっと来る!」とこじつけた方も多いのでしょうね。管理人、そういうTwitterとか見るとイライラするので、追いかけてはいませんけど。

この現象は、当ブログでも何度も登場している『環水平アーク』です。簡単に言えば、太陽の周りに丸い虹が出ている状態。太陽光が薄い雲を通り抜けるときに、雲の中の氷の粒が光を回折させることで起こります。

環水平アークも、虹と同様に二重になっています。
Img_0977
画像右側に、雲が虹色に染まった部分があります。一見すると彩雲と間違えやすいのですが、これは環水平アークの外輪が雲に投影されているもので、彩雲とは別ものです。


【こんなのも見られました】
ジェット気流に沿った高層で発生する壮大な気象現象である、シーラスストリークトランスバースラインについては、『断層雲』とか言われるものを否定する過去記事で触れました。

それらも、その見かけからどうやら地震雲の仲間にされているようだとも。そうしたら、8月11日の大垣市上空で、見事に出ていたんですよ。
Img_0993
画面右下を斜めに延びているのがシーラスストリークで、それに直交するように出ている細い雲の列がトランスバースラインです。

シーラスストリークは、ジェット気流の低緯度側に沿って発生しますから、この画像で言えば画面右下奥にジェット気流の経路があることがわかるわけです。ジェット気流の中には雲はできませんから、このような雲が出なければ、肉眼で経路を知ることはできないのです。それがこんな風に見えるのですから、正しい目で見れば、壮大な気象ショーにワクワクしそうなものですが。

こんなレアな現象が、大垣市上空ではまとめて起きていましたよ。もちろん、大垣市周辺は平和でしたww

シーラスストリークとトランスバースラインについては、1042号記事で解説していますので、併せてどうぞ。


【言うまでもありませんが】
デマ対策の基本として、『日付・時間入り地震予測情報はすべてデマ』です。そのような話を信じてしまうようならば、災害対策などしないで、とっとと安全な場所に逃げてしまばいい。

そういう方は、つまるところ『怖がっている自分』が好きなんですよね。そういう方には、いくら正しい情報を与えても「でも、もしかしたら・・・」と、自ら否定してしまう。

いかなる災害対策をしても、オカルトやエセ科学を信じることから生じる恐怖をやわらげることは、全くできません。

有り得ること、有り得ないこと、出来ること、出来ないことを合理的に考えるという姿勢こそが、あらゆる災害対策の根幹なのです。

それが正しく怖れるということであり、そこから『本当に役に立つ』災害対策が生まれるのです。


■当記事は、カテゴリ【日記・コラム】です。


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