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2015年8月20日 (木)

【シリーズUDL14】栄養編3・ダイエットの敵を味方に(#1047)

Olive
イタリアンだけじゃない(画像はイメージです)

■UDLとはUnder Disaster Lifeの頭文字。当ブログが提唱する被災生活の概念です。


UDLでの支援食品では栄養素が炭水化物に偏ります。前回はビタミン類の補給を考えましたが、今回は脂質。

インフラ停止下では、肉類や魚介類が最も手にはいりづらく、保存もろくにできません。肉好きの方には、とても辛い状況です。

それでも、せめて栄養素だけは、なんとか補給しなければなりません。


【どこの家にもあるよ】
脂質が豊富な代表的な食材は、肉の脂身。UDLでは、豚バラ肉とかの夢を見そうですwそれもあって、炊き出しメニューに豚汁が多くなるということもありそうです。

でも、手に入らない。魚介類に至ってはさらに傷みやすいので、食中毒を防ぐことからも、炊き出しにもほとんど登場しません。

そんな中、家庭レベルでは何ができるかと考えると、どこの家にもあるじゃないですか。常温で保存できて、脂質たっぷりのものが。

油です。


【モノは使いよう】
脂質を豊富に含む油類は、ダイエットの大敵。それが、UDLでは強い味方に変わるのです。

火が使えて、根菜類など比較的保存が効く食材が手に入るのならば、油をたっぷり使った炒め物なども良いでしょう。でも、UDLではそれも期待薄です。

もし、脂質を摂ることだけを考えれば、最悪の場合はサラダ油などをそのまま飲んでしまっても良いのです。

でも、生命を左右する状況ならともかく、いくらUDLでもそんなことはできません。

では、どうしましょうか。


【強い味方がいるじゃないか】
食材が極端に不足している中、油から脂質を補給したい。でも、油だけでは口に入れられない。

選択肢はふたつ。油を口に入れやすい状態にするか、飲める油を見つけるか。

でも、サラダ油などは食材と合わせて火を入れ、調味料もないと、おいしく食べられません。UDLでは火が使えないことも普通ですから、なかなか難しい。

となれば、飲める油。管理人はイタリア料理が大好きで、自分でも良く作ります。と言えば、もうおわかりですね。オリーブ油です。


【たっぷり飲もうw】
オリーブ油は、パスタの仕上げやカルパッチョにかけたり、アイスクリームにかけちゃったりもしますが、実はそのまま飲んでも結構おいしいのです。パンにつけるだけでも、かなりいけます。

他の植物油は植物の種子から絞ったものなのに対して、オリーブオイルは唯一、オリーブの果実から絞った油ですから、とてもフルーティで口当たりが良いわけです。

オリーブ油ならば、火がなくても何かの食材にかけるだけで、おいしく脂質が補給できます。乾パンにかければ、ぐっと食べやすくなる上に、炭水化物と脂質が一緒に摂れます。お好みで調味料を加えれば、バリエーションもいろいろできますし。

「乾パンのオリーブオイル漬け砂糖がけ」など、疲れた時のおやつに最適ですよ。


【UDLを日常に組み込む】
オリーブ油を日常的に使う管理人は、ピュアの1.8リットルボトルと、エクストラバージンの600ccボトルを常備して使い分けています。

でも、イタリア料理なんて作らないよという方も多いでしょう。でもご安心を。オリーブ油を使ったからと言って、なんでもイタリア風になるわけではありません。普通に調理用油として使えます。

オリーブの産地である香川県の小豆島では、どんな料理にもオリーブ油しか使わない家庭も多いとか。天ぷらも、オリーブ油でおいしく揚げられるのです。

そこまで行かなくても、とりあえず1本常備しておけば、普段から料理のバリエーションが広がりますし、UDLではほとんど唯一の、手軽に効率良く脂質を摂れる食品になるわけです。

UDL対策のためにも、日常をちょっと変えてみてはいかがでしょうか。


【オリーブ油プチ教室】
火を通さずに使う場合は、よりフルーティで口当たりが良いエキストラバージンオイルをお勧めします。でも、比較的安価なピュアオイルでも、それなりにいけます。

日常では、火を通す場合にはピュアオイルを使い、仕上げや生食用にエキストラバージンオイルを使うと良いでしょう。どちらか1本備えるならば、エキストラバージンオイルです。

なお、両者の違いは、いわゆる『一番絞り』と『二番絞り』のようなものです。

オリーブ油の栄養学的な特徴は、血中の悪玉コレステロールのみを取り除いてくれるオレイン酸が、なんと70%以上も含まれていることです。普段からたっぷり使うことで、動脈硬化、心臓病、高血圧などを改善する効果も期待できます。

その他には、必須脂肪酸であるリノール酸もバランス良く含まれています。ビタミン類はA/D/K/Eが含まれ、特に
ビタミンEが豊富なのが特徴です。 ビタミンEは毛細血管の血流を良くする効果がありますから、頭痛、肩こり、冷え性の改善に効果が期待できます。

血行を良くすることで、UDLで問題となりがちな『ロングフライト血栓症』(肺塞栓症。以前のエコノミークラス症候群と呼ばれたもの)を防ぐ効果も見込めます。


オリーブオイルは、日光に当てたり空気に触れたりすると、他の油に比べて劣化や酸化が比較的早いので、なるべく小さな容器に密閉して、暗い場所に保管しましょう。劣化しても風味が落ちるくらいで、使えなくなるほど変質することはまずありませんが、おいしくいただくためには、なるべく早く使い切ることをお勧めします。

とはいえ、何年も保管するのでなければ、神経質になるほどでもありません。特に、主要成分であるオレイン酸は、非常に酸化しづらい安定した成分です。

こんなに使いでがあってUDLにも役立つ食品、備えない手はありませんよ。 というわけで、当ブログとしては、UDLにおける脂質補給のマストとして、オリーブ油をお薦めします。


【ついでに一言】
UDLにおける脂質補給用にオリーブ油を特にお薦めする話は、おそらく当ブログがほとんど初めてかと思います非常用備蓄にオリーブオイルを含む指導は過去からありますが、特別にピックアップしたものはほとんど無いかと。これは管理人が普段の生活とUDLでの必要性を考えた上で導き出した考え方です。

もちろんすべての資料などを見たわけではありませんけど、少なくともマスメディアに乗るような類似の情報は無かったと思います。

今後もし、テレビや雑誌などマスメディア上や講演、個人発信以外のネット情報などで同様の情報がありましたら、ぜひ管理人に教えてください。『専門家』を名乗る手合いにパクられている可能性が高いので。

このアイデア自体に著作権などは主張できないものの、『専門家』を名乗りながら素人のアイデアをパクる輩がいるのは事実ですので、それは是非知りたいと思っています。

とてもトリビア的で、パクられやすい話ですので、是非ご協力をお願いします。なお、今後もこういうネタがいくつか出てきます。是非ご期待ください。

■当記事は、カテゴリ【シリーズUDL】です。


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