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2015年9月12日 (土)

東京湾震度5弱に関する続報(#1054)

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上図は気象庁ウェブサイトから転載させていただきました

本日9月12日午前5時49分頃、東京湾西部の深さ約57kmを震源とするマグニチュード5.2の地震が発生し、東京都調布市で最大震度5弱を観測しました。

発震機構は『北西ー南東に張力軸を持つ正断層型』とのことです。

なお、震源深さとマグニチュード値は、速報値の約70km、マグニチュード5.3から上記の通り訂正されています。また、最大震度5弱が観測されていますが、東京都調布市の観測点ただ1ヶ所だけでの観測ですから、地震計の設置条件や地盤の状態によって少し大きめに計測された可能性が大きいかと思われます。


【比較的珍しい地震】
東京都付近の南関東地下では、上からユーラシアプレート、フィリピン海プレート、太平洋プレートの三層構造になっていて、一般に下記の5種類の地震が起きる可能性があります。

【1】ユーラシアプレート内の浅い断層が動く地震
【2】ユーラシアプレートとフィリピン海プレートの境界で起こるプレート境界型地震
【3】フィリピン海プレート内で起こるスラブ内地震
【4】フィリピン海プレートと太平洋プレートの境界で起きるプレート境界型地震
【5】太平洋プレート内で起きるスラブ内地震
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このうち、いわゆる『東京直下型地震』として被害想定されているのは、二番目のプレート境界型。最大震度は7に達すると可能性もあるとされています。


今日の地震はそれよりも深く、東京湾周辺でもあまり多いタイプではありません。気象庁会見では言及されなかったのですが、約57kmという震源深さと正断層型ということから、上記三番目のフィリピン海プレート内のスラブ内地震かと思われます。

プレート境界型地震ならば、逆断層型になるはずだからです。当初発表の深さ約70kmならば、最下層の太平洋プレート内と考えられますが、57kmならばフィリピン海プレート内の可能性が高いでしょう。

その場合、上記5種類の地震のうち、最も少ないタイプと言えそうです。


【特に心配はいらないか】
今日の地震は、危惧される『東京直下型地震』のうちでもあまり巨大化する可能性のない、特に心配するような地震では無いと言えます。余震活動も活発ではないでしょう。

ただし、これとは別に、大規模な『東京直下型地震』が発生する可能性は常にあるということを忘れてはなりません。

想定される地震が最大規模で起きた場合、東京都内、埼玉県・茨城県南部、千葉県北部、神奈川県東部などで最大震度7~6強に達する恐れがあるのです。


■当記事は、カテゴリ【地震関連】です。


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