2018年12月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

« おかげさまで間もなく100万PV(#1074) | トップページ | 新感覚のエンターテインメント登場?(#1076) »

2015年10月27日 (火)

【シリーズUDL20】衛生編3・敵の弱点と武器の効果を知れ(#1075)

Wash_hands
平時は十分な手洗いに勝る感染症予防策なし。しかしUDLでは・・・

■UDLとはUnder Disaster Lifeの頭文字。当ブログが提唱する被災生活の概念です。


前回は、UDLで細菌やウイルスと戦うための“武器”である、アルコール(エタノール)消毒液と、次亜塩素酸ナトリウム消毒液の装備をお勧めしました。

そのふたつがあれば、UDLでも食品以外、飲み水と住環境の消毒のほとんどを賄うことができますから、使い方云々を考える前に、まずは各1本ずつ揃えましょう。


【武器が無ければ戦えない】
これらの消毒剤の詳しい使い方は、自治体の防災ウェブサイトなどで公開されていることが多いのですが(後でお勧めサイトをリンクします)、一般メディアの防災記事にはほとんど載らず、『商業ベースの防災の専門家』もまず採り上げません。

使用目的が、すぐに目に付く効果が少ない衛生維持であり、使用方法もそれなりの知識と技術が必要なので、一片の情報でウケを取れるトリビアネタにはほど遠いからです。

さらに言えば、UDLでの衛生維持という概念も知識も、最初からお持ちで無いような『防災の専門家』もちらほらいらっしゃるようで。まあ、机上の空論屋には無縁の概念でしょう。口先で感染症に注意とか言っても、対処方法を知らなければ問題外です。

でも、これまで述べた通り、UDLのような劣悪な環境になるほど、その必要性が高くなるのです。

防災情報の優先順位をウケる、ウケないで決めるような輩を信用せず、あなたと家族の健康を人任せにしない、過酷なUDLでも”自分の意志”で安全と健康を守りたいとお考えの方は、すぐに備えてください。UDLだけでなく、普段の感染症対策にも必ず役に立ちます。

この先、新型伝染病のパンデミックが起きる可能性も指摘されていますが、その際にも、このふたつの消毒液は、我々一般人が病原体と戦うためのほとんど唯一の武器と言っても過言ではありません。ウイルス感染症に対して、マスクなど大して意味が無いのです。

実際に何らかの重大な危機に陥り、ここぞとばかりに『防災の専門家』が付け焼刃の知識をメディア流した途端に、店頭や通販からこのような商品が消えるはず。そうなる前に、あなたの家の標準装備にしておきましょう。


【敵の弱点とは】
アルコール(エタノール)消毒液は、原液のまま消毒したい場所に噴霧したり、拭き取りに使えます。医薬品指定の製品ならば、肌や傷口周りの清拭に使うこともできます(粘膜には使用できません)

次亜塩素酸ナトリウム消毒液は、希釈した水溶液を消毒したい場所に噴霧したり、拭き取りする場合に使います。飲み水の消毒には、水の量に対して一定の比率の原液をよく混ぜて、30分ほど放置します。

使い方の基本はたったこれだけですが、覚えておくべきことがあります。


何より、“敵”である細菌やウイルスの弱点を突く、武器の効果を知っておかなければなりません。

アルコール(エタノール)は、ほとんどの細菌と一部のウイルスに対して有効で、医薬品ならば肌を直接消毒することができます。なお、アルコールでかぶれる場合もありますから、最初は少量を肌につけてテストしてみてください。 アルコールには脱脂効果があるので、使用すると肌が多少かさつくことがあります。

次亜塩素酸ナトリウムは、ほとんどの細菌とウイルスに対して有効です。希釈液でも肌に直接使うことは避けるべきですが、UDLにおける飲み水の消毒には必須です。水道水の消毒のために添加されているのが、次亜塩素酸ナトリウムです。

このように、両者には向き不向きがあるので、両方用意しておいて使い分ける必要があります。

なお、UDLで脅威となる可能性が高いノロウイルス、ロタウイルスなどには、アルコール(エタノール)消毒は効きません。

大雑把に言えば、細菌の消毒にはアルコール(エタノール)、ウイルスの消毒には次亜塩素酸ナトリウムということで良いでしょう。仮にどちらかひとつだけ備えるのならば、細菌とウイルスに対して効果がある、次亜塩素酸ナトリウム消毒液ということになります。


もうひとつ覚えておくべきことは、次亜塩素酸ナトリウム希釈液の、用途別の希釈率です。主に、家の中の消毒用と飲み水の消毒用の2種類を覚えておけば良いでしょう。

それらについては、後でまとめます。


【備えておくべき商品とは】
まずアルコール(エタノール)消毒液。これはどこの薬局やドラッグストア、または通信販売でも手に入ります。手指や肌の消毒にも使いたい場合は、医薬品指定のものを。

当ブログとして、特にお勧めの銘柄はありません。文末の通販ページリンクには、なるべく安価なものを掲載しています。

次に、次亜塩素酸ナトリウム消毒液。管理人は長いこと「ケンミックス4」(商品名)を愛用しているのですが、最近は「ピューラックス」(商品名)をお薦めしています。どちらも食品添加物として認可されており、飲み水の消毒に使えます。

お薦めを変えた理由は、有効成分の含有率です。「ケンミックス4」は、その名の通り有効成分4%なのですが、「ピューラックス」は6%です。

もちろん濃いから良いということではなく、実は情報量の問題なのです。

自治体の防災サイトなどで、次亜塩素酸ナトリウムによる飲み水の消毒方法や、家の中の消毒用希釈液の作り方などの情報は、有効成分6%の原液を基準にしているものが多いのです。

ですから、いちいち換算しなくても良いように、6%の「ピューラックス」をお薦めすることにします。4%の原液を使う場合は、6%原液のざっと1.5倍の量にすれば良いわけですが、それは大体で大丈夫です。多少量が違ったからと言って、身体に悪影響はありません。

次回は、より手に入りやすい代用品についてです。

念のため申し添えますが、紹介している製品の製造元、販売元と管理人は、一切の関係はありません。



■当記事は、カテゴリ【シリーズUDL】です。


« おかげさまで間もなく100万PV(#1074) | トップページ | 新感覚のエンターテインメント登場?(#1076) »

シリーズUDL」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/543100/62561906

この記事へのトラックバック一覧です: 【シリーズUDL20】衛生編3・敵の弱点と武器の効果を知れ(#1075):

« おかげさまで間もなく100万PV(#1074) | トップページ | 新感覚のエンターテインメント登場?(#1076) »