2017年9月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

« 【シリーズUDL38】心理編10・寄り添うにもハードルがある(#1209) | トップページ | 【東京防災ってどうよ04】巨大な敵に立ち向かう覚悟はあるか(#1211) »

2016年6月16日 (木)

北海道・内浦湾で震度6弱(#1210)

本日6月16日午後2時21分頃、北海道の内浦湾(渡島半島東沖)の深さ11kmを震源とするマグニチュード5.3の地震が発生し、函館市川汲町(かっくみちょう)で最大震度6弱を観測しました。
Oshima
(震央図は気象庁ウェブサイトからお借りしました)

気象庁の発表によると、発震機構は『北東-南西方向に圧力軸を持つ逆断層型』とのことです。


地震がとても少ない地域


内浦湾を震源とする地震は非常に少なく、2006年から数えても、今回の震度6弱が20回目の有感地震です。

過去10年の有感地震は、震源深さはほとんど10km程度(1回のみ20km)、陸上の揺れはすべて震度1~2でした。

なお、6月16日の午前9時12分と16分に、ほぼ同じ震源でマグニチュード2.3と2.5の地震が発生し、それぞれ震度1と震度2を観測しています。タイミング的に見て、震度6弱の前震であった可能性があります。

気象庁が6月10日に発表した、『今後30年間に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率』によると、函館市川汲町を含む渡島半島東岸は、『0.1~3%』という、最低に近い評価となっています。


地震は予知も予測できない


その6日後に震度6弱が起きてしまうという皮肉なことになりましたが、これは、現在気象庁などが算出している、大規模地震が起きる確率は、基本的に統計的手法によるものだからです。

過去に起きた地震が少なく、活動の痕跡が鮮明な活断層が見つかっていない場所ならば、必然的に低い確率となってしまうのです。

しかし、このようなことが起こるのが現実です。

現在算出されている確率数値は、統計的には“正しい”と言えるものです。しかし、残念ながら地震の発生は、それだけでは予測できないものだと認識しなければなりません。しかも、まだ発見されていない、動くかもしれない活断層は、いくらでもあるのです。

現時点では大規模地震の時期や規模を『予知』できないのは当然ですが、その地域に大きな地震が来るかどうかを『予測』することさえ、少なくとも現時点での人類の知見と統計的手法では不可能、それが言いすぎならば、極めて不完全なのです。

逆の例でも、周期性があると言われるプレート境界型地震である『東海地震』が近いと言われてからもう40年ほど、目立った兆候さえ見えないということも起きています。

では『東海地震』はしばらく無いかというと、今この瞬間起きても全くおかしくないし、10年後20年後でもおかしくない。地震の確率予想数値とは、その程度のものだと考えるべきでしょう。

すなわち、確率が高い場所は、起き得る地震のメカニズムが比較的はっきりしていて、実際に地震の発生回数が多い場所であるということです。小さな地震が多発すると、大きな地震の確率が上がることは経験的に知られていますので、ある程度の信頼度はあります。

しかし、○○年のうちに△△%というような数値は、あくまで『過去の例が未来にも当てはまるならば』という前提の統計的数値に過ぎません。

一方、確率が低い場所は、早い話がまだ良くわからない場所、高い確率を算出する事由が見当たらない場所、という例が大半です。でも、未知の活断層もあれば、既知でも経験則から外れた動きをすることもある、というわけです。

しかし、少なくとも無根拠のエセ科学やインチキ予知とは全く異なり、整合性のある根拠を元に算出された科学的数値です。でも現時点では、あまりアテにするべきではないと、管理人は考えています。


もうどうでも良いことですが


最近、あまりに意味不明の発言ばかりする村井ネタに絡むのも不快になっていますが、ちょっとだけ。

村井インチキ予知では、北海道の渡島地方、内浦湾が『警戒ゾーン』に指定されていたことは、一度もありません。

しかし過去には、地震が比較的多い青森県三八上北地方などと絡め、青森の電子基準点に異常数値(ノイズです)が出ると、対岸の函館付近に連動して異常数値が出るとか、訳のわからないことを言っていたので、それに絡めて「予知していた」とか言い出す可能性が高いかと。

何しろ、震度5強以上はすべて予知してきたというブランドを背負っていらっしゃるからwww

みんなでウォッチしましょう。


■当記事は、カテゴリ【地震関連】です。

« 【シリーズUDL38】心理編10・寄り添うにもハードルがある(#1209) | トップページ | 【東京防災ってどうよ04】巨大な敵に立ち向かう覚悟はあるか(#1211) »

地震関連」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/543100/63787880

この記事へのトラックバック一覧です: 北海道・内浦湾で震度6弱(#1210):

« 【シリーズUDL38】心理編10・寄り添うにもハードルがある(#1209) | トップページ | 【東京防災ってどうよ04】巨大な敵に立ち向かう覚悟はあるか(#1211) »