茨城県北部で震度5弱(#1230)
昨日7月27日の午後11時47分頃、茨城県北部の深さ50㎞を震源とするマグニチュード5.3の地震が発生し、茨城県日立市、常陸太田市で最大震度5弱を観測しました。
気象庁の区分では、ギリギリ茨城県北部になりますが、実際には茨城県のほぼ中央部海岸沿いが震央です。
この地震は、東日本大震災(東北地方太平洋地震)の後に多発するようになった、広い意味での余震と言えます。
当記事執筆時点では、まだ気象庁からの公式発表はありませんが、経験則からすると、ほぼ東西方向に圧力軸を持つ逆断層型地震と考えられます。
基本的には、東日本大震災の影響で西向きの動きが速くなった太平洋プレートの圧縮力によって、太平洋プレート岩盤内で発生した『スラブ(岩盤)内地震』と考えられ、震災後の”よくある地震”のひとつです。
このタイプの地震では、一般に余震はあまり多くありませんが、念のため数日の間は震度4程度の余震が発生することを予期してください。
画像は、防災科学研究所の新強震モニタ画面で、地震発生から約1分後の画像です、青い丸がP波、赤い丸がS波到達範囲の理論値を示していますが、実際には場所によって、地震波の到達が理論値より前後しているのがわかります。
なお、新強震モニタは震源の場所と規模をリアルタイムで把握できるツールであり、緊急地震速報を受信した時など、すぐに開けば自分の居場所に揺れが到達するタイミングも、大まかな震度も把握できます。
非常に便利ですので、スマホやPCのブラウザでブックマークしておくことをお奨めします。
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