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2016年9月14日 (水)

身近な凶器の現実(#1261)

先日、管理人は所用にてある街に行きました。

そこで衝撃的な光景を目にしたので、思わず撮影してきました。

その画像が、こちら。
Tile_2

まあ別に、面白くもなんともないかもしれません。でも、恐ろしい事態を予期させます。


あなたの周りどこにでも


このビルは、その街の中心にそびえる巨大な複合ビルで、ほぼ全面が画像のようなタイルで覆われています。

竣工は1988年で、それから30年近く経ってはいるものの、そのタイルがボロボロ剥がれ落ち始めているのです。

このビルの場合はすでに補修工事が始まっていましたが、何もしなくても剥がれ落ちるタイルが、大きな地震でどうなるかは、言うまでもありません。

これが現実です。


そして、この画像のような地域を代表するような建物よりも、もっと簡易な方法で建築されたビルが、あなたの周りを取り囲んでいるのです。

その中には、状況によって想定以上に劣化していたり、手抜き工事された場所もあるでしょう。

すなわち、新しい建物でも決して安心はできない、ということです。


管理人は、大地震発生時の外壁材の剥落を、とても警戒しています。場合によっては、数十、数百kgというレベルで落ちて来るからです。


一度、あなたの居場所や出先で、ビル街を見回してみてください。

外壁に陶器や石材の化粧タイルを貼った建物が、想像以上に多いはずです。

それが、大地震でなくてもあなたの頭上に落ちてくるかもしれない。そして大地震が来たら、一部は確実に落ちてくるのです。

新耐震基準だから倒壊はしないはず、などと安心はしていられません。

多くのビルは、その外側にガラスも含めた凶器を抱えているのです。


大地震が来たら、そんな身近な凶器から身を守る方法は何か。普段から真剣に考えておいてください。

落下危険地帯にいたら、時間的猶予はほとんどありません。

文字通り、1秒が生死を分かつのです。


■当記事は、カテゴリ【日記・コラム】です。


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コメント

「凶器」より「狂気」じゃないですかやだー

都心でよく見られる外壁にガラスを多用しているビルも同じですね。強度計算されていても「想定外の負荷」が掛かったらどうなるのかと内心ビクビクしながら歩いていますが、、

発災直後なら揺れで移動もままならないでしょうし、事前の位置取り位しか対策がとれないですねorz

 確かにそれは言えますね。
 外壁に限らず、看板、手摺など、金属部も同様。
 強風や豪雪で荷重増大で亀裂損傷、地震の多発で目に見えない破壊とそれによる亀裂、そこへ酸性雨、や塩害で腐食が進むというパターン。
 大陸からの酸性微粒子もかなり。
 更に近年の台風で風雨とも酷く、地震も多発で追い討ちをかける。
 都市部では地元発生の酸性雨も酷い。
 建物が低い割に公道との距離がそこそこあるものは、敷地内で対策できるケースも多いでしょうが、そうでないものは一体どうするのでしょうか?

>クラリオン様

コメントありがとうございます。

そうですよね。最近のビルは、かなり高層でも全面ガラス張りがすごく多い。そうでなくても、重そうな装飾タイルびっしりという建物は、むしろ増えていますね。

こう言ったら技術者は否定するのでしょうが、震度6強以上の揺れに見舞われたら、ほぼどこかに「想定外の負荷」がかかる事態となるでしょう。

あんな分厚いガラスが割れて降ってくる、そういうことが、おそらく起こります。

残念なことに、我々ができる対策は揺れ始めから数秒間のうちに、安全圏に移動することだけですね。ビルの中に入れる位置にいられれば良いのですが。

あと、揺れだけでなく、爆発や火災で後から落ちて来る、ということもあるでしょうね。

>9/14のコメント主様

コメントありがとうございます。

市街地の落下物というと、繁華街の看板や装飾というイメージが強く、しかも古い建物というイメージが強いのですが、実は新しいオフィス街でもかなりの危険が存在しますね。

装飾タイルは接着剤やモルタルで貼り付けてあるだけですし、おっしゃるように近年の大気汚染の影響で、「想定外の劣化」をしていることもあるでしょう。

これだけ大量のビルがありますし、旧耐震基準建物もまだまだある。であれば、外壁材の大規模な剥落は、想像以上に多くの場所で起きるはずです。

基本はやはり、揺れが収まるまで建物から出ない、ということでしょう。そうでなければ、建物から最低でも10m、できれば20m以上の間隔を空けられることかと。そういう場所があれば良いのですが。

東日本大震災時の都内では、揺れている最中なのに歩道に集まり、背後のビルには全く注意を払っていないという、落下物に対しては最悪の行動をしている人が多くいたようです。

あの時は、震度5強だったから、あれで済んだということに過ぎません。

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