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2016年9月11日 (日)

【東京防災ってどうよ29】ここがダメなんだよ【25】(#1257)

『東京防災』にツッコむ25回目は、英語編の5回目。

今回からは、避難生活での英会話『LIVING IN EVACUATION SHELTERS』です。
Information


英語の情報が欲しいです


質問:I need information in English.
(英語の情報が欲しいです)

答え:You can get radio programs in 16 other language through the following NHK Web site "NHK WORLD".
(NHKのウェブサイト「NHK WORLD」で16言語対応のニュースを見ることができます)


まず質問文。我々が逆の立場なら、I need Japanese information.でも通じますが、日本や日本人の情報が欲しい、という意味に取られるかもしれません。。

でも例文のように in Japanese という形ならば、日本語の情報という意味に限定されますから、より良いでしょう、

と、珍しく肯定しましたw でも、答えの方がスゴくてwwこんな簡単なことを、よくもまあこれほどまでにこねくりまわしたなと。

ツッコみが長くなるので、先に最もシンプルな形を書きますね。

See website NHK WORLD.

これ以上何が必要だというのでしょうか。

ちなみに、日本で言うホームページとは、本来はウェブサイトの入り口となるページのことを指しますから、外国人には誤って理解されるので、使わない方が良いでしょう。

それにしても、例文ではウェブサイトからラジオで情報を得られると言っているのに、訳文ではニュースを見ることができる、となっているのも意味不明ですね。

実は、NHK WORLDのウェブサイトでは、映像ニュース、文字ニュースと、専用アプリを使用した多言語ウェブラジオのサービスがあります。

もちろん、ウェブサイトに行けば英語の案内がありますから、行き先を教えてあげれば事足ります。

例文作ったのは『英語の専門家』でしょうが、内容のリサーチが甘い“やっつけ仕事”やっちゃいましたねw


まだツッコみます。

答えの中で、following が出てきます。これは「次の」や「下記の」を表す言葉であり、ひとつの文の中で使うことはまず無いのでは?

例えば See following websites. NHK WORLD,TOKYO met. government,Minato-ward.
(下記のウェブサイトを見てください。NHKワールド、東京都庁、港区。)というように、別に例示するような場合に使うかと。

一文の中で、しかも例示が一つしか無いのに following を使うなんて、わざと難しくして喜んでいるようにしか見えないのですが。まあ、そういう『専門家』、多いんだけどねw


それからもうひとつ。ウェブサイトを通じて、という意味で through を使っていますが、これも日本英語的発想でしょうね。インターネット上の情報を指す時は、on で十分というか、それしかないでしょう。

管理人がネイティブとSNSでやり取りする中で、例えば Let's talk about it on facebook. みたいなことは普通にあって、ネイティブは on を使います。through なんて見たことない。


さらに、用法だけじゃなく、答え方そのものにも問題があります。この例に限らず。

例文では、そこで情報を得られますよ、と言っているわけですが、だからどうしろ、という結論がありません。

結論が無くても良いというのは、日本的な感覚と言えます。流れから察せよ、と。

逆に、前記事の Let's go together.では、何故一緒に行くかという、一番重要な質問に対する答えを言わず、そこは察せよ、という。

外国人、特に欧米人には、それは通用しないと考えましょう。


英語学習やビジネス会話、面接の受け答えの場面などで言われたことありませんか?

『最初に結論を言え』と。それが必要なのです。

ですから、この場合でも

See website NHK WORLD, because You can get multiple language information on that website.

のように、最初に行動を指示し、その後に理由を述べるべきでしょう。監修者は、試験に出る英語ばかり考えていて、実践が少ない『専門家』なのでしょうね。


ところで、上の文で最後のthat website が気になった方、いらっしゃるかと。なぜ「あのウェブサイト」と?

実はこれ、文法的にどうだかは知りませんがw、実際の会話で良く出る形です。この場合の that は「その」という意味になります。恐らく、アメリカ英語でしょう。

覚えておくととても便利なのが、相手の言葉など対して、「それはいいね!」とか「それは凄い!」という意味の

That's great !

というセンテンス。これはかなり多用され、管理人も大好きですが、決して「あれはいいね」じゃないんです。会話のみに現れる、“試験に出ない英語”ですね。

はい、次のは試験に出るよw

答えの文中、16 other language とありますが、お気づきですか?

languageはuncountable noun、不可算名詞です。languagesとしたらマイナス5点ねww


・・・なんてこと考えてると、絶対喋れないよ!

『東京防災』の英文、あと4本あるんだけど、結局全部ツッコみどころ満載なので、このシリーズあと4回続きます!


■当記事は、カテゴリ【『東京防災』ってどうよ】です。


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