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2016年9月13日 (火)

【東京防災ってどうよ31】ここがダメなんだよ【27】(#1260)

『東京防災』にツッコむ27回目は、英語編の7回目。
Traffic

またなんかわかりづらくしてるw

道路はいつから通れますか?


質問:When can I use the road? Which route is open?
(道路はいつから通れますか? どこの道路が通れますか?)

答え:Route ■■ going from ○○ to △△ is closed between ●● and ▲▲.
(○○から△△に向かう■■号線は、●●~▲▲の間は通れません)

こんな質問文、本当に言う外国人いる?

road を use するという表現、簡単な単語だし、文法的には通じますけど、なんか不自然じゃないですか?

こういう場合の会話で良く出てくる単語のひとつが、
available
『利用できる』という意味です。

簡単な単語を使うなら、通り抜けられるという意味で  go through も良いかなと。

実際には、こんな感じじゃないですかね。

When can I go through the road? Which route is available? 

管理人には、例文を外国人が言うイメージがどうしても浮かびませんw

もし我々が外国で質問するなら、文法とか無視して、こんなのでも大抵は通じますよ。

When road recovery? Which route (can) I go?

can をカッコに入れたのは、文法的には必要だけど、無くたってなんとかなる、ということ。

もっと簡単に、When the road open? だって十分通じるし。

そう、『言葉は度胸』です。


さて答えの文。なんかパズルみたいで良くわからんw英語が得意ではない人向けなのに、無理矢理一文に全部詰め込むという発想がおかしい。

こんなのを、英語が得意でない人が喋るのを聞かされる外国人がかわいそうだw喋る方も、内容を分ければもっと簡単です。

実際の場面を考えれば、日本の有名でもない地名並べられて、外国人はわかりますかね普通。

しかも、どの道路がいつ通れるのかという質問に答えていない。

おもてなし精神に激しく反しますねw


ここで登場しているのが、学校英語でおなじみのイディオム between A and B(AとBの間)であります。

これ自体は、実際の会話やSNSの文でも良く使いますし、交通関係の会話には必須でしょう。

でも、このケースで不通場所を二地点間で表すのは、あくまで情報であって、相手の行動を考えたら適当とは言えません。

質問した外国人は、いつ道が通れるようになるのか、どのルートが使えるのかを聞いてます。ということは、いつ、どこまで行けるのかということ。

まず、現在どの道も通れないのならば、それを教えてあげないと。

Now no route available.か、Now All route closed.という感じですが、Now no road go だって通じるんですよ実際は。

で、今どの道でどこまで行けるかを教えてあげる。

Now You can go to ●●(通行止め地点)via Route ■■.
(今、国道■■号線で●●まで行くことができます)

via (管理人はヴァイアと発音して通じています)というのは、~を経由して、通ってという意味ですが、by でも on でも、何も無くても通じます。気にしない気にしないw

で、復旧する時間がわかっているのならば、教えてあげれば。

復旧は英語でなんて言う?なんて考えずに。close しているものが開くのですから、open で十分です。

(The) road (will be) open tomorrow.

明日開通します、くらいで。カッコ内は、無くたって通じますよ。

こういう場合、実際には本当に開通するか断言できないし、情報はあくまで伝聞にすぎません。

ならば、頭にこれをつけておくと良いでしょう。

I heard the road will be open tomorrow.

ちょっとしたゴマカしです。I heard は「私は~と聞いています」、すなわち「~だそうです」という、伝聞であることを意味します。

断言できなかったら、他人のせいにしましょうw

他人を特定すれば、さらに信憑性が増します。その情報を、テレビニュースで言っていたのなら、

A TV news said, the road will be open tomorrow.

という感じで、日本語で「ニュースで言っていた」と言うのと同じく、この場合の動詞は、言っていた=said なんです。


そんなこんなで、いろいろ細かい指摘をしましたけど、改めて思い出してください。これが載っているのは英語の試験用テキストじゃなくて、日本で一番英語を話す外国人が多い、東京の防災マニュアルなんですよ。

災害下の現場で役に立たなければ、何の意味も無いのです。

それ考えると、あまりに非現実的なのが多すぎはしませんか。

外国人に「コンナコトイワネーヨ」と笑われていなければ良いのですが。冗談ではなく。


英語編、あと2回あります。


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