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2016年12月12日 (月)

【太陽さんガンバレ】マウンダー極小期の再来か?(#1299)

今朝(2016年12月12日)の関東地方は、今年一番の冷え込みという、寒い朝です。

北海道では昨日から大雪や吹雪に見舞われ、大きな影響が出ています。

管理人、かつての札幌在住時代に経験した、一晩で63cmという積雪になった日を思い出しております。

当時は雪絡みの仕事をしていたので、石狩地方に豪雪をもたらす『石狩湾小低気圧』の発生を心待ちにしていたりして、雪がドカっと降ると大喜びだったのです(現地の皆様すいません)

それにしても、今年はなんだか冬の到来が早くて厳しいなとお感じの方、多いかと思います。

もしかしたら、なのですが、こういうことの影響があるかもしれない、というのが今回の話。


太陽がヤバい?


一般に、太陽は約11年周期で活動の強弱を繰り返していると言われます。

それは、地球からは黒点(太陽表面の低温部)の数からも観測でき、活動が活発な時、すなわち放出するエネルギー量が多い時ほど、黒点が多く見られます。

ところが最近の太陽さんは、前回の活動極大期から11年が過ぎても黒点が増えないどころかどんどん減っていて、今はもうほとんど観測されなくなってしまっているという。

普段の極小期ならば、それでも黒点はたくさん観測されているのに、です。

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この画像は、宇宙天気情報センター様のサイトからお借りした2016年12月12日の黒点観測画像ですが、ご覧のようにほとんどゼロ。

実際に、2016年6月以降は黒点ゼロを観測する日も多く、出現してもごく小さなものが十数個、という日が普通なのです。


太陽の活動が普段以上の極小期に入ってしまったのは、どうやら間違いなさそうです。

では、このまま太陽さんが衰弱し続けて氷河期のようになってしまうかというと、そうでもなさそうです。


実は昔もあった


この状況、人類の観測史上では2度目のことです。どうやら、太陽には約11年という活動周期の他に、数百年タームの活動周期もあるようなのです。

前回は、17世紀の1645年頃から1715年頃の間、太陽黒点が著しく減少したことが観測されており、その間欧州や北米の温帯地域では、冬の酷寒や冷夏が続いたそうです。

英国ロンドンではテムズ川が全面氷結した、という記録も残っています。

この時期は、当時の太陽天文学者エドワード・マウンダーに因み、『マウンダー極小期』と呼ばれます。

では江戸時代の初期だったその頃の日本はどうだったかというと、最近の研究では『周期的に雨が多い湿潤な気候であった』(ウィキペディアより)ということがわかっています。


これからどうなる?


太陽活動と地球の気温の関係はまだわからないことが多いとのことで、活動極小期にはどこでも単純に酷寒になるかというと決してそうでもなさそうなのですが、前回の『マウンダー極小期』と同じようになるとすれば、これから気温が低い時代がしばらく続くのかもしれません。

一説に、2020年頃までかけて寒冷化が次第に進み、2030年頃に寒冷期のピークを迎えるとも言われています。

そうなると、最も大きな影響を受けるのは、中世とは比較にならない規模に拡大している農業でしょう。エネルギー問題も、また違った局面を迎えそうです。

しかし、現代は地球高温化の問題もあり、果たしてどのような影響が現れるか予測しきれません。

太陽活動の変化は、地球全体の熱分布に大きな変化をもたらしますから、全体的には寒冷化しつつも、局地的には酷寒や酷暑、さらには降水量の激減や激増、巨大嵐の発生など、過激な気象となる可能性も十分にあります。


脅しではありませんが


今年の日本がかなり寒い冬を迎えているので、こんな記事を書いております。

でも、太陽がちょっと弱くなったから今年の冬が寒い、というほど単純なものではありません。

太陽活動の変化による気候変動はあくまで中長期的なものであり、気がついたら「5年前よりかなり寒くなっているなぁ」というようなものでしょう。

ただ、現在の太陽にとても寒かった中世の時代と同じような変化が起きつつあり、どうやらまた似たような(そして当時とは確実に違う)時代が来る可能性が高まっている、ということは知っておくべきかと。

あなたの未来に、いろいろな影響を及ぼすかもしれません。

そんな気長な話以前に、とりあえず今年の冬はかなり寒いようですから、そんな中で災害に逢ってインフラ途絶や屋外避難することを想定し、特に防寒装備の強化をしておくことが大切かと。

『その時』は今日、明日かもしれないのです。


■当記事は、カテゴリ【気象災害】です。


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コメント

個人的には、「太陽さん、ちょっと休んでて」と思っています。

地球温暖化が加速していて、トランプも金儲けに不都合な地球温暖化を否定している現状では、太陽活動が低下して気温が下がる傾向になってほしいと思っています。
マウンダー極小期には、地球全体の気温が0.6℃下がったそうです。
同等の現象があれば、10~50年くらい地球温暖化対策を遅らせることができます。

因みに、日本付近の低温傾向は、中国からの煤煙で雲が増えて日射が減っているからとの説があります。
これはこれで、大問題だと思っています。

>伊牟田勝美様

私も、マウンダー極小期のようなものが再来すれば、地球高温化対策へのモラトリアムになるのではないかという期待があり、実際に対策が進む部分はあるでしょう。しかし、そう簡単には進まないような情勢ではありますね。

さらに、農産物や資源の分捕り合いのような、新たな問題が生まれる可能性もあります。

この極小期が終わる時に、世界はどうなっているか。いろいろ激動があるのではないかと考えています。

今、友人が北京にいて、いろいろ話を聞いていますが、大気汚染は昔の日本どころじゃないですね。本当に他人事ではありません。

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