【管理人ひとりごと】さてこれからどうしようか(#1325)
このところ、記事更新の間隔がのびのびになってしまい、申し訳ありません。
実は管理人、4月から新しい“本業”に就きまして、いまだバタバタの最中です。とりあえず、GW休みでほっと一息という状態です。
もうしばらくすれば、もっと早いペースで更新していけるかと考えております。もう少しお時間を頂戴できれば幸いです。
管理人の新しい仕事も、防災というか危機管理の考え方と行動が非常に重要になる世界ですので、個人的にはこれまで培った知識と技術を縦横に活かしつつ、一方で仕事の現場からフィードバックされるリアルな情報も、当ブログにも活かして参ります。
なにしろアウトドアにいることが非常に多い業種ですので、主に市街地において地震や暴風雨、場合によっては竜巻などの自然災害に遭遇する可能性が高まりますから、それへの備えはより厳重にしております。
そしてもちろん、交通事故を始めとする不慮の事故への対策も、より高いレベルで求められる世界なのです。
ご意見お聞かせください
当ブログがスタートして約5年、記事は1300本を超えました。
これまでの記事で、自然災害への対処方法の基本と考え方は、多くの角度から語りつくしたという気がしています。
もちろん、大切なことはこれからも繰り返し記事にして行きますし、アップデートしなければならない内容もかなり出てきていますから、そのような記事は随時お送りして参ります。
ただ、本来の『防災』における、新しい切り口はあるのか、それはどんなことなのか、これから何を主眼にして書いて行こうかということに関して、ちょっと迷っているのも事実です。
それはモノなのか、技術なのか、心理なのか、情報なのか。
自然災害対策なのか、テロ対策なのか、交通事故対策なのか。
そこで、読者の皆様から「こんな情報が欲しい、こんな話を聞きたい」という忌憚ないご意見を頂戴できればと考えております。過去の記事を切り口を変えてもう一度、またはもっと詳しく、などでも結構です。
ちなみに、エセ予知屋を叩くことは、言われなくてもやりますw
ご意見、ご要望がありましたら、どの記事でも構いませんのでコメント欄か、下記の当ブログ専用メルアド(管理人しか見ません)まで頂戴できれば幸いです。
すべてのご要望にお応えできないかもしれませんが、できるだけ反映させて参ります。
どうぞよろしくお願いいたします。
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実は私が「民間防衛」を読んで一番衝撃を受けたのが、実際に他国に侵略された時の生活時の心構えまで書いてあったところでした。
敵の工作員がこのような心理攻撃をするだろう、なんてことは、少なくてもそれまでの私は考えたことすらなかった。こんな冊子を各家庭に配るのかスイス! と、びっくりしましたね💧
てばさんが考える、非常時の心理的心構え、もちろんこれ迄にも本記事の中で「デマは必ず拡散してくる」などなど、折に触れupしてくださってましたが、突っ込んだところも聞いてみたいです。
以前、備蓄コミュ(笑)内で、備蓄品を準備することを人に普段から啓発していると、実際に物資が不足した場合に、隣近所から狙われ、襲われるのではないか。という意見が出たことがあるのです。
日本人は比較的我慢強い民族ではありますが、現代人が人間関係の稀薄な都会で受けうる、平時とは違う危機的環境を余り想像した事がない、と思うので、そういった内容の記事があれば、読んでみたいです。
投稿: ぼたもち | 2017年5月 9日 (火) 06時13分
常に参考にさせて頂いてます。
1軍:EDC→2軍:職場用→3軍:家族用と防災用品を順次改良しているのは多分私だけじゃない筈!1年前は1軍だったのに今や2軍、代わりに2軍から1軍に昇格する等小さなドラマが有ります。
さて、火災避難時や帰宅困難時の訓練を行ないたいのですが、どのように訓練されてますか?
夜間帯にこそ行ないたいのですが、家族の協力を得るのが難しく、最近の国際情勢を反映して?警察官の方がよく巡回されているし無用な誤解を与えたくなくて。
投稿: スラッガー | 2017年5月 9日 (火) 19時12分
>ぼたもちさん
いつもご愛読ありがとうございます。
『民間防衛』の本気度には、我が国の防災意識は遠く及びません。何故なら、かの国はそれが起こるという前提で備えていますが、我が国は「きっと起こらないだろう」という前提だからです。
ちょっと例えとしては違いますが、性悪説と性善説の違いのような。それを象徴するようなのが、映画『シン・ゴジラ』で描かれた政府内のドタバタやゴジラにスマホを向ける群れなわけで。
さらに、実際の被災地でも非常に過酷な現実、はっきり言えば社会不適格者や犯罪者の問題が多発しているわけですが、そういうことさえ覆い隠そうとしています。
危機が高い確率で起こらないという前提のシステムでは、多くが後手後手に回るのは必定。そういう部分で、ちょっとシビアな記事、書いて見ますね。
投稿: てば | 2017年5月14日 (日) 23時49分
>スラッガー様
コメントありがとうございます。
ヘルメットをかぶってリュックを背負った避難・帰宅困難対応訓練など、ご家族が嫌がるのは当然かと。平時にはカッコ悪すぎますからw
正直、私もそういう訓練はやったことがありません。イヤなことを無理矢理やっても、体験としての効果はあっても、後味も良くありません。面白くないことは、やらないに限ります。
でも、実際の災害時に少しでも「楽ができる」体制を目指すのならば、なにもそのままの訓練をやらなくても、効果を上げることはできます。
私の考えを、記事にまとめさせていただきたいと思います。
投稿: てば | 2017年5月14日 (日) 23時54分
新宿にある大学の大学院生で、おもに地震動について研究している者です。
先日たまたまこのブログを見つけて、ざっと記事を拝見しました。
私の専門は強震動予測手法(予知ではありません、管理人様ならご存知であろうと思いますが推本のレシピです)で、所属研究室ではほかにオールハザード防災、上部構造の振動解析も扱っています。防災分野に関してはかなり本格的に様々な活動をしています。「新宿 防災」等で検索すればたぶんいろいろとヒットすると思いますので、もし興味がおありでしたら見てみてください。全国では珍しい、消防と赤十字の双方と連携した取り組みもあります。
記事を読んで「よく言った!」と「何言ってんだこいつ」が半々といった印象を持ち、学生・研究者の立場からコメントしてみようかと思い、書いています。
まず、ブログタイトルに「生き残れ」とあるので仕方ないのかとも思いますが、自助に重きを置きすぎていると思います。現状の公助の仕組みは課題が多いですが、自助・共助・公助のバランス、特に共助について考えないと現実として厳しいと考えます。LCP(生活継続計画)を考慮した場合、自助では早々に限界を迎えることは明白だと思いますが、命を繋いだ後のことはどう考えていますでしょうか。
地震動についても少しコメントを。地震対策の高層ビル編14に短周期地震動の説明として周期1~2sとありますが、これはやや短周期地震動です。短周期は一般に1s以下、ごく短周期は0.5s以下のはずです。もっと言えば「長周期地震動」自体がメディアの造語ですが(工学的には「やや」をつける)。専門ではないのならなおのこと勉強して書かれたほうがよろしいかと思います。
2次モードの揺れで構造にゆがみが~というのも正しくないと思います。1次2次3次のどれでも弾性範囲を超えれば起こるわけで、これはビルの階によっても変わります。構造体がゆがむ=鉄筋や鉄骨、接合部金物が塑性化しているということですが、弾性範囲内であってもサッシ等が先に塑性変形することはあると思います。
一般向けの内容を心がけていると思いますから、中途半端に書くくらいならもっと荒削りで良いかと思います。
長々と失礼いたしました。
投稿: ろで | 2017年6月 8日 (木) 14時47分
連投になりますが、共助に言及している記事(池上さんの番組に~)を見落としていたのでそれを踏まえて補足を。
もう2年前の記事ですから当時よりも知識を持っているかと思いますが、共助とはなにもご近所に限った話ではないはずです。都市部は近所づきあいが希薄ということも事実としてあるかもしれませんが、それを言い訳に視野を閉ざしているように感じました。いつ起きるかも分からない、自宅に帰れるかもわからないのに近所づきあいなどと言っていては笑い種でしょう。事前の取り決め意外の形もあります。
免震構造の弱点という記事(これもずいぶん前ですが)についても指摘しておきます。地震のエネルギー(揺れ)を吸収するのは制振(震)構造です。免震は地面の揺れを建物に伝達させない構造です。入力の加速度を減衰させますが、免震層以下は揺れますから、周期によっては応答変位が大きくなることもあります(免震層のクリアランス分は許容)。鋼材ダンパーの説明もおかしいです。弾性範囲ではダンパーはほとんど効きません。変形分だけエネルギーを吸収するので、塑性化が前提です。
http://jikosoft.com/cae/engineering/strmat08.html
にあるグラフの面積が吸収したエネルギーになります。
(やや)長周期地震動について前回は書きませんでしたが、上限はありません。ただ建築では一般に8s程度までを考えるようです。
指摘ばかりでは芸がないのでネタも書いておきます。
最近のトレンドといえばAIやビッグデータ解析がありますよね。実は行政の出す被害想定の「滞留者」「帰宅困難者」といった数字は国勢調査やパーソンとリップ調査をもとに算出しているのですが、これらの回答率からさらに割合を出して計算しています。更新頻度もご存知の通りです。これに対して、2010年頃からNTTが利用者によるモバイル空間統計を出しています。これは時間帯ごとの人数だけでなく、契約情報から性別ごとの人数まで算出できます。ビッグデータ利用によるリアルタイム被害想定を提案している専門家もおり、今後の防災・減災に大きく寄与する分野なのではないかと考えています。SNSを活用した取り組みも学生レベルでは研究例がありますし、こうした分野について考えてみるのもおもしろいと思います。
投稿: ろで | 2017年6月10日 (土) 20時45分
>ろで様
まずはご意見を頂戴しましたことに感謝します。
貴殿の専門的ご指摘には、あくまで「ちょっと詳しい素人」」の私が及ぶものではありません。
しかし、私は地震や構造学の専門家ではなく、あくまで市井のいち防災研究者です。そのことも含め、管理人及び当ブログの主旨、目的にも関わることですので、コメントではなく記事にて私の見解を述べさせていただきたいと存じます。
なお、最近は記事を書く時間があまり取れず、アップまでに少しお時間をいただくことをお許しください。
投稿: てば | 2017年6月11日 (日) 20時27分