続・スター☆誕生www(#1351)
当カテゴリ前記事(#1348)から続きます。
前記事では高橋に加えて、島村、長尾といった“メディア芸者系”学者を挙げましたが、そういえば木村ってのも同類だよな。
要は、程度の差こそあれメディアが求めるインパクトのあるコメントを出すために、臆面もなく科学的事実をねじ曲げたり、どうでも良いことを針小棒大に吹く連中ということですね。
その中でも特にヒドいというか、尋常ではないデタラメが一番多いのが高橋、という感じ。
お元気ですか?w
メディアに作られたスターなど、所詮は旬が過ぎたら使い捨て。でもその前に、落ちてきた人気を回復するために、いろいろ『テコ入れ』が行われるわけです。
ドラマの視聴率が落ちてきたらお色気シーンを増やすとか、バラエティならば、“数字を持っている”タレントを出すとか、過激な新企画をぶっこむとか。
で、最近いい感じで旬が過ぎつつあるのが、当ブログではお馴染みの村井。おっとその前に、もう完全に過ぎちゃった早川もいますね。もうメディアからコメントを求められることも無いようだし。
なんたって、今やさらに過激なヨタをかます高橋の方が、メディア的にはぜんぜん数字になるもんね。
それでも、村井はまだメディア露出があるわけですよ。なんたって芸能プロダクションがバックについてるから。過去記事にも書いてますけど、村井のナントカ機構という会社の住所、バックについている芸能プロダクションと同じですし。
そんな流れもあって、今でも『週刊P』は村井推し一筋で、未だに『驚異の的中率!』みたいな記事が上がってます。でも、最近だいぶニュアンスが変わっている気がしますね。
以前に比べて、○○を的中させたのなんのとか、専門外なのにこんなスゴいことをやっているとか、やたらと賞賛がドぎつくなっているのが目立ちます。
しかも、以前はなかった、村井メルマガの宣伝文句や申し込み方法とかが記事本文に入っていたり。まあ、それだけ『数字』を渇望している、せざるを得ない、ということなんでしょうね。
そういう『テコ入れ』のプロがバックについているわけだから、その辺はお手のものということでしょう。派手な花火を打ち上げて、それが新規客の目に留まることで、とりあえず目先の数字を多少は浮揚する効果はあるかと。
大衆は大きなウソには騙される
一方、村井はどこかの講演か何かで、今後は電子基準点データ(のノイズ)だけでなく、AIなんちゃらを導入するだの、新しそうなことをいろいろ言っています。AI、旬ですからねw 要は、みんながよくわからない、なんだかスゴそうなネタを投下して、話題の維持を図ろうという感じ。これぞまさに、『テコ入れ』のセオリー通りです。
さらに。村井の言う“危険ゾーン”が、ほぼ日本列島全土をカバーして、どこで地震が起きても的中を宣言できる体制なのは既報の通りですが、最近はさらに、○○地方が危ないとかいう“予知”を乱発しています。 それも例によって、ほぼ日本列島全土に。
で、あとはそのどこかで本当に大きな地震が起きるのを、ひたすら待っている。そうなったら、『週刊P』とかの総力を挙げて「センセイスゴい!」キャンペーンをブチカマすのでしょう。
でも所詮、根拠の無いインチキは永続などしませんし、センセイもだいぶお歳でもあるし、せめて一発は大当たり(に見える)花火を打ち上げたいのでしょうね。バックについた側としては、これまでの“投資”も回収したいでしょうしw
こういうのも、芸能界とかエンタメならいいでしょう。でも、言うまでもなく巨大災害が起きたら、少なくない命が、膨大な財産が失われるのです。
だから、できることなら誰もが災害を予知したい。そういう気持ちを逆手に取って、インチキかまして商売にするという輩と(それも名誉教授だの教授だのが!)、それをまたアオって商売するメディアの姿勢、さらにはそれが商売になってしまうという現実に、暗澹たる気持ちになります。
いくら防犯キャンペーンを打っても、いわゆるオレオレ詐欺の被害が減るどころか増えているという現実を見ても、ある割合の人々は、こういう手の込んだ『大きなウソ』に騙されてしまう。つまり、カネになる。 インチキ災害予知に食いつくのもオレオレ詐欺にひっかかるのも、要は我が身や身内の危機を未然に防ぎたい、ヒドい目に遭う前に解決したいという、基本的には同じ心理のはずですから。
巨大災害からひとりでも多くの命を救いたい、という気持ちが本心であっても、現象としての、記号としての命は、たくさん失われた方が、インチキ予知にとっては『数字』になるのです。
そんなものをアテにしている商売を、いつまで放置するのですか。
全然負けてる
過日、台湾の花蓮県で起きた地震の後、台湾の学会は、地震について流布しているエセ予知などについて、「根拠が無いので信用してはいけない」という公式見解を発表したとのこと。
翻って我が国、個人レベルではインチキやエセ科学を批判する専門家は少なくありませんが、相手はメディアの巨大な威力をバックに言いたい放題ですから、やはり、権威ある組織が公式に、強力に否定して欲しいと考えるのは管理人だけではないでしょう。そういう点で、台湾の方がずっと真摯で先進的ですね。
東日本大震災後、デマ情報の流布に対しては然るべき対応をする体制になったはず。 でも実際に摘発されたのは、熊本地震後に遊び半分で『ライオンが脱走した』とデマをツイートした素人くらいじゃないですか?
大学とかの権威をバックにした輩は、例えその名を汚していても、アンタッチャブルなのですか?
心ある専門家の皆様と、たとえ数字にならなくても、社会正義を標榜するメディアの皆様の奮起を、心から期待しております。素人のブログなど、ゴマメの歯軋り以下ですので。
■当記事は、カテゴリ【エセ科学・オカルト排除】です。