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気象災害

2017年7月16日 (日)

狼少年が闊歩している?(#1331)

近年は、『ゲリラ豪雨』という言葉が死語になりつつあるほど、夏場にはゲリラ的ではない豪雨や雷、竜巻が頻繁に発生するようになりました。


いいかげん笑いました


ゲリラ的豪雨に限らず、豪雨の際の報道では、こんなフレーズがよく聞かれます。

レーダーの解析によると、○○地方では○○○ミリの豪雨が・・・

でもこれ、かなりの確率でマユツバものなんですよね。実はつい先ほども、管理人在住の埼玉南部で強い積乱雲が発生して、スマホに豪雨警報メールが届きました。

その文面を見て笑っちゃいましたよ。なんだこれ、って。

だって、10分毎の降水量予想で、最高が時間雨量175mmだったものですから。

時間雨量175ミリとは、1平方メートルの底面積を持つ容器に、1時間で175mmの水が溜まる雨量ということです。これ、実際にはあり得ない雨量なんですよ。それどころか、実際には時間雨量100ミリ程度の雨さえ、現実にはほとんどありません。いわゆるバケツをひっくり返したような雨でも、せいぜい時間雨量70~80ミリくらいなものです。

なのに、レーダーの解析によるとという前置きの下、時間雨量100ミリを超える雨量が予想されたり、実際に降ったことにされています。一体何故なのでしょうか。


誤解がまかりとおる?


おなじみのレーダーの解析によるとという場合のレーダーとは、降雨域に電波を照射して、その反射波を捉えるドップラーレーダーのことです。

とはいえ特に特殊なものではなく、気象や航空分野などで使われているレーダーのほとんどは、電波のドップラー効果を応用した、ドップラーレーダーなのです。

そのドップラーレーダーで降雨量を観測する場合、原理的に大きな弱点があるということは、あまり知られていません。だから、多くの人は175ミリなんて雨が本当に降ると思ってしまう。

ドップラーレーダーは、雨粒の密度が高くなるか雨粒が大きくなるほどプラスの誤差が大きくなるのです。

すなわち、強い雨雲から降る豪雨ほどどんどんプラス方向に誤差が増えて行くという、原理的な特性があります。だからレーダーの解析によると175ミリの雨などという、あり得ない数値が出て来るのです。

管理人は電波やレーダーに関する専門的知識などありませんが、これは事実。

これから、豪雨の際の報道を注意してみてください。レーダーの解析によると、という数値が百何十ミリという数値でも、同じ場所でも○○町が設置した雨量計にによるとという前置きの数値は、はるかに小さくなっているはずです。実際に雨量ますに雨を溜めて測る雨量計の数値は、誤差が出ようのない絶対値だからです。


補正はできないのか?


ということは事実なのですが、ではどうしたら現実的な数値になるかと言う方法は、管理人ごときにはわかりません。

でも、現実にはあり得ない雨量でも、とんでもない数値が実際に流されているのを見ると、そう簡単に補正はできない、ということのようですね。

いずれにしても、どんな理由にしろ現実ではない数値が公開、報道され、そんなことが当たり前になっていることを、管理人は危惧しています。

だって、175ミリみたいな雨が実際に降ると信じ込まされていたら、80ミリの雨なんて大したことない、などという誤解を生みかねませんよね。80ミリでも、実際には滅多に起きない超豪雨なのですが。


狼少年だよね


先ほど管理人のスマホに届いた時間雨量175ミリの警報メール後、実際にはどうだったかというと、感覚的には精々50ミリにも満たないくらいの雨でした。

もちろんそれでもすごい雨でですし、気象レーダーアプリで見る降雨域画像は濃い赤色、すなわち時間雨量80ミリを超える降雨域として表示されていました。でも実際には、まあありがちな強い雷雨くらいなものだったのです。

でも、事情を知らない人はあれが80ミリ超、ましてや175ミリの雨だとか誤解しそうというか、確実にそういう誤解を生んでいるわけですよ。

そんな豪雨でも、なんだ大したことないな、という。これは、あまりにも危険な状況ではないでしょうか。誰もが無条件に信じやすい公式情報が、まるで狼少年のようなことをやっている。

このレーダー誤差については、是非とも専門家やお詳しい方からの解説をいただければと思うのですが。

とにかく、ドップラーレーダーは豪雨になるほどプラス誤差が大きくなる、すなわちとんでもない数値が発表されるほど、その地域の雨が強い、ということは覚えておかなければなりません。

発表された数値はともかく、レーダーの解析によるとという数値でも、それが100ミリを超えるような場合は、災害に直結するレベルの豪雨だ、ということも覚えておくべきです。

とにかく専門家の皆様、とんでもない数値を補正なしで発表するの、いいかげんなんとかしてくれませんか?


■当記事は、カテゴリ【気象災害】です。

2017年7月11日 (火)

【告知つき】変わったけれど、まだまだだ(#1330)

各地で震度5クラスの地震が連続し、台風が通過したと思ったら、西日本では特別警報クラスの豪雨が続きます。

と、思ったら鹿児島で震度5強が発生。まさに“災害列島”そのもの、という状況です。

それでも、いずれも直接の影響を受けていない、例えば関東では、その恐ろしさを我が事として実感するのは、なかなか難しいのです。

すると早速、お約束のように『首都圏で直下型地震の可能性』というようなアオり記事が登場して、メディア芸者化した『専門家』がしゃしゃり出て来ては、アオりの片棒を担いでいます。

災害への恐怖感が高まっている今は、ああいう連中にとっては実にオイシイ状況なのですよ。全く、暗澹たる気持ちになります。


速報的記事はお休みします


これまで、当ブログでは震度5弱以上の地震や大規模気象災害などが起きた、または起きそうな場合、できるだけ早いタイミングで速報的記事をお送りしてきましたが、最近は管理人の本業が多忙のため、なかなかすぐにアップができない状況です。

このため、今後は原則として速報的記事はお休みとさせていただき、お伝えしたいことがある場合は、別の形での記事をアップさせていただくことにさせていただきます。


何度目でしょうか


島根県地方と北九州地方が数十年に一度レベルとされる豪雨に襲われ、大雨特別警報が発表されました。被災された皆様には、心よりお見舞い申し上げます。

管理人はNHKの報道しか視聴していないのですが、大雨避難に関しての情報が、何度も繰り返されていました。

これまでの(それでも2013年頃からですが)
■風雨が酷くなる前に安全な場所へ避難せよ
ということに加えて、

■特に夜間は周囲の状況や前兆がわからないから慎重に動け。
■ひとりで屋外行動をするな。
■屋外に出るのが危険な状況ならば、無理に動かず二階以上や崖などと反対側の部屋に避難せよ。

というようなことが、以前にも増して繰り返されていました。それは、全く正しいのです。

豪雨による土砂災害による犠牲は、家が丸ごと押し流されたり押しつぶされたりする場合以外は、そのほとんどが土砂が流れ込む一階部分で起きているからです。

しかも夜間ならば、雨の轟音や雷鳴に満たされた中では視界も音も閉ざされたも同然であり、屋外に出ても、土砂災害の前兆などほとんどわかりません。

そして、危険な中を移動する場合には、何か起きた場合に支援や伝令の役を担う者と行動を共にせよという、例えばスキューバダイビングのバディシステムと同様の考え方です。

でも、ついこの間までは、報道でもそんなことには一言も触れられていませんでした。

大雨や土砂災害と言えば、川や沢の濁り、斜面からの水の噴出、斜面の亀裂、小崩落の音、悪臭などの前兆を感じたら避難しろと、その避難も屋外行動可能な状況かどうかということは無視され、とりあえず避難場所へ行け、という非現実極まりないものだったのです。

そのことを指摘する記事、もう何度目かになりますが、今回も敢えて書きます。


なんとか言えよ


それな何故か。メディアの肩を一方的に持つわけではありませんが、最大の責任は、災害報道にコメントしたり観衆したりする『商業ベースの防災の専門家』が、できもしない、当然ながら自分でやったこともない理屈をこねて、それが無検証でたれ流されていたからなのです。

毎度手前味噌ではありますが、管理人及び当ブログでは、そのことをずっと前から指摘しておりました。過去の関連記事の一部はこちらです。

【緊急特集】豪雨から生き残れ!【3】(2012年7月)

豪雨のときにできること(2013年6月)
豪雨災害に警戒を!(2013年6月)
今まで何をやっていたんだ(2014年8月)


地震などよりずっと発生する頻度が高い豪雨と土砂災害に関して、前兆を感じたら避難しろなどという大ウソがまかり通っていたのか。言っていることが間違いでなければ、本当は役に立たなくても責任は無いのか。何故誰も批判しなかったのか。

もちろん、誤りに気づいている人もいたでしょう。『商業ベースの防災の専門家』は、狭い”業界”の大御所、もしくは同業者に難癖をつけると面倒だ、とかいう理屈が先に立つのでしょうけどね。

あとは、所詮はメディアに迎合した商売だから、本来の専門家からすれば批判する対象でもない、というところでしょうか。

いままで、できもしない本当は役に立たない情報をたれ流して商売してきた『防災の専門家』ども、なんとか言えよ。

そして、この大規模災害を前にして、まだエラそうに『水害避難時は長靴を履くなスニーカーなどを履け』と言えるのか?

管理人は一部の報道しか視聴していないのでなんとも言えませんが、あのくだらない話、今回の豪雨災害ではすっかりナリを潜めたような気もしますが。

被害が甚大ならば引っ込めるような、キャッチーなだけの“本当は役に立たないこと”を拡散して商売している『防災の専門家』に任せておけるのですかメディアの方々。

まあ、メディア側の責任逃れと賑やかしには必要な『メディア芸者』なんでしょうけどね。


本当のことはひとつ


それにしても、NHKでの内容や言い回しは、実に当ブログ過去記事のものと似ています(他局は視聴していないのでわかりません)。これ、3年くらい前にもそう書いたけど、あの頃よりさらに似ている。報道内容と、リンク先過去記事の内容を見比べてみてください。

では、NHKもしくは監修した『防災の専門家』が、当ブログの記事をパクったのか。なんてことは全然考えていません。そんなことを無断でされていたのなら、著作権侵害を主張しますよwww

冗談はさておき、豪雨や土砂災害が起きる状況を正しく分析し、過去の被害状況をきちんと検証すれば、導き出される効果的な避難方法は、自ずから同じことに絞られてきます。似ていて当たり前なのです。

自身の被災体験も無い管理人が正しい方法を導き出せたのは、そういうプロセスを踏んだ結論だからです。決して、誰かの受け売りではありません。

すなわち、きちんと考えれば誰にでもわかることであり、実際に被災されたり、現場の状況を見ている方ならば、もっと良くわかることに過ぎません。もっとも、『防災の専門家』が皆そういうプロセスを踏んだかは、大いに疑問ですけどね。

基本、その多くが一般に公開された情報の集積して、アソートして『専門家』名乗っているだけですから。

同様の方法で知識を集めた管理人は、あの連中が言うくらいのことは、大抵のことはわかりますよ。それこそ、知識を集積したプロセスはほぼ同じですから。

大きな違いは、少なくとも管理人は、そういう方法論で『専門家』を名乗るほど恥知らずではないし、他人のふんどしをデコって、それを売って商売する気は無いということです。

それにしても、メディアに出るから、『専門家』が言うからと、“本当は役に立たない”知識を信じ込まされていた一般視聴者こそ、いい面の皮ということですね。

もし、ずっと前から正しい情報が伝えられていたならば、特に、土砂崩れでは二階に上がれば多くのケースで生き残れる、という知識が広まっていたら、失われなくて済んだ命はひとつやふたつではない、ということは確かなのです。


こういう記事を書くと、結局自慢したいんだろ、という見方をされるかもしれませんが、それは致し方ないでしょう。

ただ、ひとつ確かなことは、管理人は『専門家』ヅラして適当なことをたれ流す連中に、心底頭に来ている、ということです。


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2016年12月12日 (月)

【太陽さんガンバレ】マウンダー極小期の再来か?(#1299)

今朝(2016年12月12日)の関東地方は、今年一番の冷え込みという、寒い朝です。

北海道では昨日から大雪や吹雪に見舞われ、大きな影響が出ています。

管理人、かつての札幌在住時代に経験した、一晩で63cmという積雪になった日を思い出しております。

当時は雪絡みの仕事をしていたので、石狩地方に豪雪をもたらす『石狩湾小低気圧』の発生を心待ちにしていたりして、雪がドカっと降ると大喜びだったのです(現地の皆様すいません)

それにしても、今年はなんだか冬の到来が早くて厳しいなとお感じの方、多いかと思います。

もしかしたら、なのですが、こういうことの影響があるかもしれない、というのが今回の話。


太陽がヤバい?


一般に、太陽は約11年周期で活動の強弱を繰り返していると言われます。

それは、地球からは黒点(太陽表面の低温部)の数からも観測でき、活動が活発な時、すなわち放出するエネルギー量が多い時ほど、黒点が多く見られます。

ところが最近の太陽さんは、前回の活動極大期から11年が過ぎても黒点が増えないどころかどんどん減っていて、今はもうほとんど観測されなくなってしまっているという。

普段の極小期ならば、それでも黒点はたくさん観測されているのに、です。

Latest
この画像は、宇宙天気情報センター様のサイトからお借りした2016年12月12日の黒点観測画像ですが、ご覧のようにほとんどゼロ。

実際に、2016年6月以降は黒点ゼロを観測する日も多く、出現してもごく小さなものが十数個、という日が普通なのです。


太陽の活動が普段以上の極小期に入ってしまったのは、どうやら間違いなさそうです。

では、このまま太陽さんが衰弱し続けて氷河期のようになってしまうかというと、そうでもなさそうです。


実は昔もあった


この状況、人類の観測史上では2度目のことです。どうやら、太陽には約11年という活動周期の他に、数百年タームの活動周期もあるようなのです。

前回は、17世紀の1645年頃から1715年頃の間、太陽黒点が著しく減少したことが観測されており、その間欧州や北米の温帯地域では、冬の酷寒や冷夏が続いたそうです。

英国ロンドンではテムズ川が全面氷結した、という記録も残っています。

この時期は、当時の太陽天文学者エドワード・マウンダーに因み、『マウンダー極小期』と呼ばれます。

では江戸時代の初期だったその頃の日本はどうだったかというと、最近の研究では『周期的に雨が多い湿潤な気候であった』(ウィキペディアより)ということがわかっています。


これからどうなる?


太陽活動と地球の気温の関係はまだわからないことが多いとのことで、活動極小期にはどこでも単純に酷寒になるかというと決してそうでもなさそうなのですが、前回の『マウンダー極小期』と同じようになるとすれば、これから気温が低い時代がしばらく続くのかもしれません。

一説に、2020年頃までかけて寒冷化が次第に進み、2030年頃に寒冷期のピークを迎えるとも言われています。

そうなると、最も大きな影響を受けるのは、中世とは比較にならない規模に拡大している農業でしょう。エネルギー問題も、また違った局面を迎えそうです。

しかし、現代は地球高温化の問題もあり、果たしてどのような影響が現れるか予測しきれません。

太陽活動の変化は、地球全体の熱分布に大きな変化をもたらしますから、全体的には寒冷化しつつも、局地的には酷寒や酷暑、さらには降水量の激減や激増、巨大嵐の発生など、過激な気象となる可能性も十分にあります。


脅しではありませんが


今年の日本がかなり寒い冬を迎えているので、こんな記事を書いております。

でも、太陽がちょっと弱くなったから今年の冬が寒い、というほど単純なものではありません。

太陽活動の変化による気候変動はあくまで中長期的なものであり、気がついたら「5年前よりかなり寒くなっているなぁ」というようなものでしょう。

ただ、現在の太陽にとても寒かった中世の時代と同じような変化が起きつつあり、どうやらまた似たような(そして当時とは確実に違う)時代が来る可能性が高まっている、ということは知っておくべきかと。

あなたの未来に、いろいろな影響を及ぼすかもしれません。

そんな気長な話以前に、とりあえず今年の冬はかなり寒いようですから、そんな中で災害に逢ってインフラ途絶や屋外避難することを想定し、特に防寒装備の強化をしておくことが大切かと。

『その時』は今日、明日かもしれないのです。


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2016年11月 6日 (日)

冬場でも安心できません(#1291)

落雷のハイシーズンは過ぎてしまったのですが、youtubeで興味深い動画を見つけましたので、ご覧ください。


これが一番怖い


とはいえ、特に日本海側では冬場でも落雷は普通ですし、近年では冬の太平洋側でも落雷が発生することが増えてきました。

冬場は夏場のように雷雨を伴うことが少ないので、木の下などで雨宿りをすることもあまり無いでしょうが、とにかく木の下はこんなに危険だという実例です。

下動画はジンバブエで撮影されたもので、雷雨の中で傘をさした女性が立木の下に入った途端に、木に落ちた雷が飛び移る側撃雷(そくげきらい)に打たれる瞬間です。

遠景ではありますが、雷に打たれた女性が倒れるショッキングなシーンですので、視聴は各自のご判断でお願いします。

動画は44秒、落雷は22秒辺りです。

なお、この動画の女性は一命を取り留めたとのことですので、ご安心ください。



覚えておきましょう


この先、地球高温化の影響で、季節を問わずに落雷がさらに増えて行くことが予想されます。

どこにいても危険な状況を早めに察知し、すぐに安全な行動ができるように、雷についての知識はデフォルトとして覚えておきたいものです。

雷について書いた最新の記事をリンクしますので(『東京防災』へのツッコみです)、自然災害の中で、最も遭遇する可能性が高い落雷についての知識と、回避方法を確かめておいてください。

【東京防災ってどうよ17】ここがダメなんだよ【13】(#1238)
【東京防災ってどうよ18】ここがダメなんだよ【14】(#1239)


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2016年8月 1日 (月)

巨大積乱雲画像です(#1234)

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今日の関東地方は大気が不安定で、各地で強い積乱雲が発生しています。

上画像は、埼玉県から東京都西部にかけて発生している巨大積乱雲を、東方向約20kmから撮影したもの。雲の下、灰色の幕の様に見えるのが降雨域です。画面右方向が北になります。

二枚目の、同時刻のレーダー画像の通り、時間雨量30ミリ以上の豪雨になっています。

とてもわかりやすい写真が撮れたので、アップしてみました。

今の季節、こういうことが多発します。豪雨だけでなく、落雷、突風、竜巻が発生する頻度も確実に増えているので、毎日の気象情報に留意しましょう。

『大気が不安定』という言葉を聞いたら要警戒です。携帯やスマホで雨雲レーダーが見られるようにしておけば、自分の居場所の危険度がわかりやすくなるのでオススメです。

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2016年7月 4日 (月)

【関東南部緊急気象情報】気象災害に厳重警戒を(#1214)

7月4日午後4時30分送信

ただいま関東地方の群馬県、神奈川県、栃木県、埼玉県、東京都で、スーパーセルと呼べるレベルの巨大積乱雲が複数発生しています。

豪雨、落雷、降雹、竜巻の発生に警戒してください。
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午後4時50分現在、神奈川県、東京都西部で非常に発達しています。栃木県も厳重警戒が必要です。
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2015年9月23日 (水)

【関東・東北大水害】避難すべきかせざるべきか、それが問題だ(#1060)

Joso
どのタイミングで避難すれば、このような状況に陥らずに済むのか


関東・東北大水害に関する一連の記事は、とりあえずこれで最後にしたいと思います。 今回は、『いつ避難すべきか』という問題について。


【オール オア ナッシング】
当ブログ読者様に聞かれました。もし管理人があの水害現場に住んでいたら、実際に避難したかどうか。

答えとしては、まずあの状況では軽度にしろ水害が発生する可能性が非常に高いと判断していました。自宅が浸水危険地域にあるならば、事前に確実にやったはずなのは、地上に置いてある車とバイクの避難。ショッピングセンターなどの立体駐車場に停めさせてもらうでしょう。もちろん料金は払います。

ちなみに管理人宅は8階建てマンションの2階で、その条件ならば、堤防決壊の可能性が予想されても、事前避難はせずに自宅待機したはず。浸水しても水深3メートル以上にはならない、つまり2階ならば冠水しないと考えたでしょう。自宅には、インフラが止まっても数日は持ちこたえられる備蓄もありますし、トイレの手当もできます。もし2階が冠水しても、ある程度の装備を持って上階に避難することもできます。

但し、氾濫危険水位を超えてまだ上昇すると判断されたならば、その時点で避難行動をしたでしょう。氾濫危険水位ならば、すぐに堤防が決壊するようなことはあまり考えられないからです。 もし一気に計画高水位(設計上耐えられる最高水位)を超えたり、越水が始まってしまった場合は、避難中に濁流に襲われる可能性が高くなるので、その場合は自宅待機したでしょう。


一戸建ての場合ならば、車やバイクの避難はもちろん、電気製品や貴重品を2階に上げる事前対策をして、自宅待機したでしょう。

ただ、大水害発生の可能性が非常に高いと判断したならば、家族は事前に避難場所に行かせたでしょう。小さな子供やお年寄りなど災害時要配慮者がいるのなら、なおさらです。

なお余談ながら、災害などでパソコンが浸水や破損をすると、機械自体はともかく貴重なデータが失われます。その対策として、管理人は保存すべきデータはすべて外付けのハードディスクに保存しています。避難時には、それだけ外して持ち出せば良いわけです。


もし管理人があの現場にいたら、こんな感じだったと思います。

でも、本当に大水害が起こるかどうかは、堤防が決壊するかどうかにかかっています。決壊すれば生命に関わる大水害、それが無ければせいぜい軽い冠水程度という、“オール オア ナッシング”の状況です。

そこで実際に事前避難するかどうかの判断は、とても難しいと言わざるを得ません。基本的に、みんな家を離れたく無いのです。


【判断に必要なもの】
ここまでに必要な判断材料は、下記の通り。

・大水害が発生する可能性のある気象状況か(気象情報)

・自分の居場所に水害の危険があるか(ハザードマップ)

・最悪の状況で自宅が構造的に持ち堪えられるか(自宅の構造や場所)

・孤立した場合、独力で持ち堪えられるか(装備や備蓄の状況)

これらの要素を勘案し、事前避難や対策をするかどうかを考えます。そして、実際に豪雨などの中では、以下の情報が必要です。状況によっては、緊急避難が必要となります。

・周辺での被害発生状況(ラジオ・テレビ・防災行政無線など)

・危険な河川の水位状況(ラジオ・テレビ・ネット・防災行政無線など)

・自宅周囲の状況(目視)

・夜間・豪雨下を安全に移動できる装備(事前備蓄)

周辺での被害発生状況からネット情報を除外するのは、個人発信の情報は、非常に曖昧で間違いが多く、時に悪意によるニセ情報が含まれるからです。あくまで参考程度とし、できる限り公式情報で裏付けを取るべきです。

但し、スピーカーによる防災行政無線放送は、特に暴風雨下では良く聞き取れないことが多いので、あまり期待できません。


河川の状況は、ラジオ、テレビ、ネットで公式情報が流されますので、それによって行動を決めます。

もし近くの河川の水が堤防を越える『越水』が発生したり、決壊の危険があると判断され、自宅から避難場所への経路が安全と判断されるならば、緊急避難すべきでしょう。しかし、少しでも危険があると判断されるならば、無理すべきではありません。

そこまで行かなくても、『計画高水位』を超えた場合はもちろん、『氾濫危険水位』を超えた場合も、緊急避難を考えるべきです。

そこで大切なことは、ある場所で堤防が切れた場合、自分の居場所がどうなるかを事前に知っていなければならない、ということ。一気に水が押し寄せるような場所で外に出るのは、自殺行為ともなりかねません。

結局、自治体による避難勧告や指示の発表は状況の参考にはなりますが、実際に自分が避難すべきかどうかの判断には、あまり役に立たないのです。

最後は、あくまで自己判断です。 その場合、避難勧告や指示が出ていようといまいと関係ありません。必要と判断したら迷わず動く、不要と判断できる確実で合理的理由があるなら、何が出ていようと留まるのです。


【困難な判断をするために】
土砂災害が起きそうな場所ならば、とにかく早い段階で避難するに限ります。

しかし、堤防の決壊などによる水害は、その発生を予測することが非常に困難です。切れれば大水害、切れなければただの豪雨というオール オア ナッシング。

そこで確実に生き残り、財産も守るために必要な考え方を述べて来ましたが、つまるところ『備蓄と情報』に尽きるわけです。


まず、自宅に備蓄があれば、孤立しても家に留まるという選択肢ができる。

市町村単位で避難勧告や指示が出ても、堤防が切れても、自宅に危険が及ばないことがハザードマップなどで事前にわかっていれば、避難する必要もない。

状況の推移、例えば近くの川の水位情報がリアルタイムで把握できていれば、避難の可否を判断できる。

緊急避難が必要ならば、夜間や暴風雨下を移動できる装備の有無が、その速度と安全性を左右する。緊急行動時には、1分の差が生死を分けることがある。

そして、避難の可否を判断する際には“無駄足9割”の覚悟で。何も無ければそれでよし。10%の危険のためでも、実際の行動に移しておけば、100%生き残れるのです。


【本当に大切なことは何か】
このように、事前情報とリアルタイム情報に加え、判断を実現するための装備があるかどうかが、気象災害における正しい判断のために必須であり、行動の選択肢を大きく増やすのです。

ですから、“本当に大切なこと”は、まず自分の居場所の危険を知り、起こりうる災害の被害を知り、それに対応した行動をいくつも考え、判断に必要な情報取得手段と実用的な備蓄をすることなのです。

その考え方と備蓄は、もちろん気象災害だけでなく、他のあらゆる災害に共通して役立つものでもあります。


このように“本当に大切なこと”は、災害トリビアのようにわかりやすくもなく、知っても「なるほど!」と手を打つようなカタルシスもない。正直、面倒くさい。そして実践しようとすれば、結構複雑で思うようにはいかないのです。

でも、そのような備えを実際にやっているかどうかで、あらゆる災害に直面した時に、結果は確実に違って来るのです。


そういう備え無くして、やれ長靴を履くなだの、やれ水のうで防水だの、枝葉末節の、しかもろくに使えないトリビアで喜んでいる場合ではない。

この先、自然災害はさらに過激化、重大化して行くのは疑い無いのです。そんな中で、脅し文句とトリビアだけで商売している『防災の専門家』の言うことを真に受けるのは、もうやめにしませんか。

もちろん、真摯に活動している『専門家』が大多数です。でも商売絡み、特にメディアに良く登場する、商業ベースの連中は、本当に酷い。

ほとんど批判されることもない、そういう『防災の専門家』の行状についても、これからも当ブログは指摘して参ります。


■当記事は、カテゴリ【気象災害】です。

2015年9月14日 (月)

【関東・東北大水害】大水害は何故起きたか?(#1055)

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鬼怒川堤防が決壊した茨城県常総市の空撮画像


台風17号及び18号崩れの温帯低気圧による豪雨は、関東から東北の各地に甚大な被害を及ぼしました。

被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。実は管理人、最大の被害となった茨城県常総市の隣、守谷市にかつて住んでいたこともあり、被災地域はよく知る土地なのです。 できることなら後片づけボラに駆けつけたいのですが、諸般の事情で残念ながら行けません。

それでは、このあと何回かに渡って、この豪雨災害について考えて行きたいと思います。


【何が起きたのか?】
秋雨前線に台風18号が接近した時点で、管理人はなんらかの気象災害の発生は避けられないと考えておりました。直前の記事今回は雨台風+αだ(♯1052)では、『起こるべくして起こる災害』という表現をしました。

それでも、実際には想像とはかなり違った様相となりました。当初は、台風がもたらした暖かく湿った空気が大陸の冷たく乾いた空気とぶつかることで発生する、非常に強力な積乱雲による災害を想像していたのです。

ですから、記事では短時間の集中豪雨や、それに加えて竜巻、突風、落雷などの災害も多発しそうだというニュアンスになっています。しかし、そうではありませんでした。


【双子台風による予想外の影響】
実際には、台風や台風崩れの温帯低気圧からかなり離れた関東と東北で、長時間に渡る豪雨となりました。竜巻、突風、落雷などによる被害は発生していません。

この状況は、以下のように説明されています。


・本州を横断して日本海に抜けた台風18号崩れの温帯低気圧に向かって、南から暖かく湿った空気が流れ込んだ。

・台風崩れの低気圧は、偏西風に動きを妨げられ、速度が非常に遅かった。

・低気圧へ向かって本州の南海上から流れ込む暖かく湿った空気(暖湿流)と、東側の太平洋上から接近した台風17号がもたらした暖湿流が、関東上空でぶつかった。

・南と東から流れ込む暖湿流がぶつかることで、非常に強い雨雲が発達し、豪雨となった。両者の温度差はあまり大きくないのでそれほど不安定な状態にはならず、竜巻や落雷被害を起こすような強い積乱雲にはならなかった。

・台風17号、18号ともに動きが非常に遅かったため、暖湿流同士がぶつかる境目で豪雨が続く『線状降雨帯』が、長い時間に渡って形成された。

・南北に延びた『線状降雨帯』は、低気圧と台風の動きに伴って非常にゆっくりと北へ移動し、東京・埼玉・栃木・茨城・福島・宮城に豪雨被害をもたらした。

・特に栃木・茨城では、南北に流れる鬼怒川流域に重なるように『線状降雨帯』が停滞したため、流域での甚大な被害につながった。


【全地球的な状況による影響】
今回の豪雨災害を巨大化させた最大の要素は、双子台風の接近ということが言えそうです。もし仮に台風18号だけだったら、これほどの豪雨にならなかったことは間違いありません。

では、なぜ珍しい双子台風となったのか。今年はこれが初めてではありませんし、太平洋地域全体で見ても、台風 やハリケーンの“同時多発”が何度も起きています。

今年は、赤道上を巨大雲の集団が周期的に移動する『マッデン・ジュリアン振動』(MJO)と呼ばれる現象や、平年とは異なる海域の水温が上がる『エル・ニーニョ現象』などの相乗効果で、台風やハリケーンが“同時多発”しやすい状態になっているとのこと。

それによる双子台風の発生が、今回、豪雨災害をより巨大化させたということができます。

巨大災害となった直接の原因は堤防の決壊ですが、それ以前に水が堤防を越えて流れ出す『越水』が発生したり、堤防が設計上耐えることができる水位(計画高水位)を超えるような状況が各地で発生しています。治水計画での想定を超えた、膨大な降水量となったのです。


【今年だけなのか?】
では、あくまで今年だけが特殊な状況だったのでしょうか。

今後、双子台風が何度も発生するという状況が、すぐに普通になっていくとは思えません。しかし、全地球的な気候変化は、過去には無かった状況を、次々に生み出しています。

何よりも、台風や低気圧が大型化、強力化して行くことは間違い無いと言えるでしょう。気候全体も、より暑く、より寒くとういうように“極端化”が進むでしょう。

その中で起きる気象災害も、過去よりも確実に大型化、激甚化して行くことは間違いありません。


それに対する備えが及ばないこともあります。でも、備えによって、多くの命やモノを救うことができるのも確かです。何より、気象災害は誰でも「予測できる」「時間的余裕がある」のです。

そこでどうするかは、あなた次第です。


次回も、豪雨災害について考えます。


■当記事は、カテゴリ【気象災害】です。

2015年9月 8日 (火)

今回は雨台風+αだ(♯1052)

台風17号と18号が、日本列島に接近しています。


【今回は、雨】
二つの台風とも、勢力的には強くありません。中心気圧や最大風速だけで判断すれば、大したことないな、考えてしまいそうです。

しかし気は抜けません。今回は、強烈な『雨台風』となりそうです。

しかも豪雨災害に加えて、竜巻、突風、落雷などの被害も伴う可能性が高くなっています。


【秋雨前線を刺激】
本日9月8日、午後12時時点の天気図をご覧ください。
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気象庁ウェブサイトより

日本列島東岸に沿うように停滞している『秋雨前線』に、ふたつの台風が近づいているのがわかります。

この『秋雨前線』、簡単に言えば大陸側の冷たく乾いた秋の空気と、南洋からの暖かく湿った空気の境界線であり、そこで強い雲が発達することで『秋の長雨』となります。

近年は、南洋の海水温が上がっており、そちらからの空気に含まれる水蒸気量が増えることで、秋口の豪雨も増えています。

さらにそこへ台風が絡むことは、天気予報で言うところの『秋雨前線を刺激』する状態であり、それは短時間で膨大な量の”燃料”を供給するようなものなのです。

台風がもたらす大量の暖かく湿った空気が大陸からの冷たい空気とぶつかり、前線に沿って、すなわち台風からかなり距離がある場所でも、非常に強力な積乱雲が発達しやすい状態になります。

それは前述の通り、記録的豪雨とそれによる水害、土砂災害、竜巻、局地的突風(ダウンバースト、ガストフロント)などで被害が出る確率を、非常に高めているのです。


【もう認めよう】
今年の各地からの気象災害報道を見てもわかる通り、竜巻や突風被害は、ごく当たり前のように起きるようになっています。

思い出してください。10年くらい前に竜巻被害報道を、それを一年に何回も聞いていましたか?

現在の状況を異常気象として捉えるのも自由ですが、理屈はともかく、大都市圏の住宅街や通勤・通学の最中に、普通に竜巻に遭遇する危険があるという時代になっているのです。

もうそれを認めて、異常気象とか騒ぐのはやめましょう。すでにこれが当たり前であり、将来的にはさらに極端化して行くはずです。

今回の台風17・18号接近は、我々の意識変化を試される試金石のひとつと言えるかもしれません。

あなたはこの状況で、起こるべくして起こる気象災害に”漫然と”遭遇して「こんなことになるとは思ってもいなかった」と嘆くような人ですか?

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2015年7月16日 (木)

台風11号接近(#1032)

強い台風11号が、西日本に接近しています。

この台風は勢力がかなり強いだけでなく、速度が遅めなので、これから九州、西日本、東日本の広い範囲で、長い時間の豪雨が予想されます。

台風の進路から比較的遠い東日本でも、台風に伴う強い積乱雲が発生していますので、豪雨だけでなく突風や竜巻が発生する危険があります。


【今のうちに!】
台風による災害のうち、最も生命に関わるのが、ガケ崩れ、地滑り、土石流などの土砂災害です。

例によって土砂災害の兆候が見られたら避難というような話も未だにありますが、豪雨や強風の中、ましてや夜間には、それを察知することはほとんど不可能です。

土砂災害の危険がある場所にお住まいの方は、『今のうちに』安全な場所へ避難してください。

今回の台風は、勢力、コース、予想降雨量からすると『土砂災害が起きて当たり前』という状況です。

ガケや急斜面の下、山から流れ出る川沿いなど、危険が予想される場所からは、”静かなうちに”避難してください。それしか、確実に『生き残る』方法はありません。

もしそのような地域に残る場合は、必ず『2階以上』にいてください。それだけで、生命にかかわる被害のほとんどを防ぐことができます。

これは台風に近い西日本だけでなく、東日本の広い範囲でも同様です。


【財産の避難も】
土砂災害の被害が直接及ばないような地域の場合は、浸水に警戒してください。

市街地でも、少し低い場所は下水道による排水が間に合わなくなる『内水氾濫』(ないすいはんらん)によって、浸水する可能性が非常に高くなっています。

過去に水が出たような場所は特に、地下や1階から大切なものや家具などを上階に上げておきましょう。特に、パソコンなど電気器具は絶対です。


自動車やバイクを安全な場所に移動させることも必要です。危険がなくなるまで、比較的高い場所のコインパーキングなどに移動させるべきでしょう。少しの出費で、大きな財産を守ることができます。

なお、自然の水害による自動車の被害は、一般的な車両保険でカバーされますが、お金をもらえれば良いという話でもありませんし、補償額はあくまで『時価』ですから、同じレベルの車やバイクが買えるわけでもありません。


お住まいの場所に大きな危険が予想される場合には、車やバイクと一緒に、水が出ない場所のビジネスホテルなどに”避難”してしまうのも、ひとつの方法です。

何も無かったらそれで良し。事前の避難行動は、『無駄足9割』の覚悟が必要です。

本格的な豪雨と強風が来る前に、行動することをお勧めします。


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